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01 視察・研修報告(68)
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09 平成25年11月選挙(15)
10 平成29年11月選挙(1)
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2016-11-08 16:00:57
□射水市「サクラマス市場化推進事業 笹部会」視察 魚沼市「ものずき村」を訪ねて】
2016-11-08 15:53:15
□平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
2016-11-08 15:50:57
□平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
2016-11-08 15:47:59
□平成28年4月 会派視察 鳥取県 境港市を訪ねて
2016-09-10 15:55:36
□【平成28年6月定例会】での質問
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2016-11-08 16:00:57
射水市「サクラマス市場化推進事業 笹部会」視察 魚沼市「ものずき村」を訪ねて】
平成28年6月30日(木)
参加者:南郷の里山を考える会
 顧 問:池田國男、事務局長:高橋久和


射水市より約4時間(昼食をはさんで)、「地域の交流の場を創出し、高齢者の知恵を活かした地域活動」への取り組をされている『魚沼園芸、ものずき村』を訪ね、昨年からの取り組みとしてはじめられた「笹の葉」の収穫から保存、そして販売への取り組みについて、現場の視察と聞き取り研修をさせていただきました。


先ず、魚沼市の中でも「ものずき村」のある山の麓の地区自体が、本市に比べ自然環境に恵まれ、笹に限らず「山の恵み」を身近に感じて生活をされている地区なのであろうと感じました。

現地視察させて頂いた「笹の葉」の収穫地は、自動車が一台やっと通れるような山道(舗装はされておりましたが)を約2kmほど登った、農業用ため池近くの傾斜地で林道脇にあり、比較的容易に収穫できる場所の一つだそうです。

この傾斜地は(お尋ねしたところ)ほぼ南向きの斜面で、日陰を作るような高木樹の林内ではなく、背丈の低い雑木(草)交じりの斜面であり、林道から溜め池の堤防下に向け、比較的「水はけ」が良いのであろうと推察できるような地形だったと思います。

また、土壌の栄養分も豊富なのか、笹の茎の太さや背丈も本市の笹に比べ、太く高い物が多く、かつ1年物(以前の本市内現地視察時に、県森林研究所 長谷川上席専門員からその見分け方を教えて頂いていたので)の「笹」が多いと感じました。

なぜ、1年物が多いのか?と言う事に関しましては、ここらあたりの積雪量が3m前後あり、古い笹自体が雪の重みで押しつぶされてしまう事から、古い笹の茎より芽吹く「2年目の笹」より、春先に新しく芽吹く1年物の方が多いのでは?とのご意見を頂きました。


「笹の葉」の収穫は6月から(今年は暖冬の影響もあって?5月末からだったとか)7月の中旬くらいまでの約一ヶ月半ほどが適しており、一本の茎より芽出る葉が約5枚、その内の2〜3枚を取るのだそうでありますが、早摘み(若青葉)の葉は収穫後に丸まってしまうので適さず、7月中旬以降の葉は縦割れ(繊維方向の割け)しやすくなるのでこれも適さないとの事でした。


「ものずき村」では、摘み取り後の「笹の葉」を濡れタオルで拭き取り(表面に大気中の汚れが付いている場合があるとの事)、その大きさ別に大・小(基準となる定型版あり、受け入れ価格は同額)二つに別け、50枚を一束として二束(100枚)づつで輪ゴムで束ね、冷凍庫に入れて保存をしているそうです。

冷凍庫(日本政策銀行からの補助融資で購入された?とか)での保存状況も見させていただきましたが、「昨年からの取り組み(笹の葉の収穫自体が)のため、どれくらいの期間保存できるかは、不明?」との事でした。

現在は、業者さん(どうも「笹団子」用に使われているらしい?)からの引き合いが順調に入り「冷凍庫での長期保存しておく必要もない。」と言う事です。


昨年は「笹の葉」の摘み取りに出役頂いた人が約20名で、約26万枚を収穫し収入額が約60万円(2円50銭 / 1枚)あったとの事でして、今年は収入予定額を100万円と想定し、40万枚の収穫を目標として事業の拡大を図られましたが、現時点では(予定ではもう2週間ほどの期限があるので)今シーズン思っていたほどの実績があがっていないそうであります。
その原因のひとつには、昨年から「笹の葉」摘みを始められた結果、同じようなメンバーで作業を行っている関係上、摘みやすい場所(それぞれの人で違ってはいても)が昨年と変わらず、笹の生育状況が昨年より悪かったのではないか?との事でした。

地区内では山林部が多いため笹はどこにでもありますが、摘み取り作業をしていただける方の高齢化を考えれば、家の近くで比較的積みやすい場所での収穫が今後とも続くのではないかと?との話も出ておりました。


笹山の現地視察からの帰り道、山道沿いの「ワラビ畑(人工管理の)」や「ブルーベリー畑」桐の木を抉っての「ミツバチの巣箱」などの説明も受けましたが、(ものずき村の)仲丸村長さん以下、会員(現在登録者は約200名ほどとか)の皆さんの「高齢者の知恵を活かした地域活性化」と言う事に対する熱き想いを感じ取れた現地視察だったと感じております。
2016-11-08 15:53:15
平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
平成28年4月21日(木)

視察先:広島県福山市
議会事務局 議事調査課長 北川 光明 氏
        企画政策課 課長補佐   神原 明子 氏
              主事 景山 克行 氏 主事 丑田 光毅 氏
 
調査研究テーマ:「連携中枢都市圏の形成について」

本市において、県西部5市による「富山県西部圏域連携都市宣言」後、観光や防災、医療や公共交通ネットワーク強化、地域経済の活性化などに取り組むとされているが、我が会派の1月研修会において、総務省自治行政局市町村課 課長補佐 小牧 謙太郎 氏から「連携中枢都市圏の形成について」のレクチャーを受けた際、先進地の視察先としてご推薦を頂いた「備後圏域連携協議会」の連携中枢都市である福山市を訪ねた。

備後圏域には広島県の4市2町、岡山県の2市が含まれており、県境を越えての圏域ではあるが、日常生活圏や経済圏が重なる事や歴史的な背景による地域としての結びつきが強いとの事であった。

構想の内容は、地方の人口減少に歯止めをかけるべく、地域経済の活性化、都市機能や住民サービスについて自治体間での連携を深め、役割分担をして取り組むことでより一層効果的なものとする事を趣旨として策定されており、備後圏域の中での連携中枢都市である「福山市」のリーダーシップを強く感じた次第です。

県西部5市による「西部圏域連携都市」構想では、本市と高岡市が連携中枢都市であり、連携都市構想の中での役目が大切になるであろう!と改めて感じた次第です。
2016-11-08 15:50:57
平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
平成28年4月22日(金)
視察先:広島県福山市
 経済部産業振興課 課長 佐伯 隆司 氏  

調査研究テーマ:「福山市ものづくり交流館の視察」
 
この交流館は、ものづくりを通じて活動等の振興及び市民交流を促進することを目的に設置され、平成26年より指定管理者事業を受託し運営されている。
 
駅前の集客施設(複合施設 エフピコRiM 7階)と言う立地条件を活かし、市民が交流をしやすく、大学や企業とも連携しやすい施設、さらにはまちづくりに関する市民の活動拠点として活用されるように努められているそうである。(4月のものづくり講座は20回予定)
2016-11-08 15:47:59
平成28年4月 会派視察 鳥取県 境港市を訪ねて
平成28年4月20日(水)

視察先:鳥取県境港市
 議会事務局  川端 局長  係長 吉田 光寿 氏
       水産課    松本 課長  池渕 氏
鳥取県 水産試験場 宮部 氏   大田 氏

境港管理組合 港湾管理委員会 事務局長 細羽 忠志 氏
               総務課課長補佐 丹田 昭浩 氏

調査研究テーマ:「漁港における漁獲量などについて」

射水市(富山湾)での漁法と言えば「定置網漁」と答える人が多いと思うが、堺港での漁法はマアジやマサバ、マイワシやブリ類のまき網漁が主であるとの事。
この他、ハタハタやアカガレイ、マダラ等は沖合底曳き網漁で行われており、定置網漁の割合が本県に比べ低いのが現状。
但し、小型定置網は2012年までは2経営体であったが14年からは4経営体と倍増になっているとの事であった。(資源保護の観点からなのであろうか?)


本市の新湊漁港では今期深刻な不漁に悩まされた。
堺港における今期(2015年)の漁獲量には大きな変化はなかったが、平年に比べ11月に多く漁獲されたのが特徴であったとの事である。

これは島根沖冷水が離岸傾向にあり、沿岸水温が高めに推移したことによるものと推測され、特にブリ漁に関しては能登半島沖合域を通りすぎてしまった結果としての影響があったものと考えられている。

また、堺港でも「ホタルイカ」の水揚げはあるが、加工場設備が無く、主として北陸(業者対応なので、富山県なのかは不明)方面への出荷になるとの事であった。


調査研究テーマ:「クルーズ船の状況について」
 
堺港は古くから韓国との航路があり、現在も韓国航路(境港〜釜山)が週4便、韓国・ロシア航路(境港〜東海〜ウラジオストック)が週1便、中国航路(境港〜上海)が週1便あり、物流および人流が盛んな港である。
 
加えて近年、大型クルーズ客船の寄港が急増しており、実績ベースで2010年に年間10回だった寄港回数が、2015年には寄港23回、乗客数19,429人にも達し、2025年での寄港回数目標を年間58回とされている。(うらやましい限りである)

クルーズ客船の寄港が急増した訳は?と言う質問に、やはり船会社や旅行社に対する誘致活動が功を奏しているとの事(担当者は市長ではないとの事)であったが、乗船されている客層に由っての対応が必要だとか?

具体的には、中国系の方は買い物系。
欧米系の方は日本型の観光地(松江城や出雲大社、あだち美術館など)が主流であり、半日以上の行程場所は不人気との事であった。

 本市においても、トップセールスによる誘致活動がされているはずではあるが、近年のクルーズ船の大型化に対応できる岸壁の整備などができなければ、受け入れ客船の大きさによる万葉埠頭との差別化を図るべき(もちろん港湾管理者である県との協議を経てではあるが)ではないか?と強く感じた次第です。
2016-09-10 15:55:36
【平成28年6月定例会】での質問

6月補正予算に関する予算特別委員会での質問 (6月23日:持ち時間40分)


【質問項目1:射水市立小中学校整備計画について】

【小項目質問:その1】
当初予算において小中学校6校の整備が予定されていたところであるが現状に関する当局の見解を問う。
 
小中学校の整備計画について質問をする。
 今回提案された射水市の重点事項、また総務文教常任委員会も傍聴をさせていただいたが、その際に説明資料として出ているものなどから、私なりの思いを再度お伺いしたい。
 
先ず、3月定例会での市長の提案理由説明の中で教育施設の充実については、建築後30年以上が経過し、老朽化している小学校2校、中学校1校について、国の補助金の採択状況を踏まえつつ、大規模改修工事に着手すると述べられた。
 私はこの3月定例会の中では、当時、平成27年度事業においてこの小中学校の3つの整備事業が国からの補助金が付かなかったためにできなかった。
そうしたことも踏まえながら、新年度予算の中でさらにこの大規模改造などを提案してこられる当局は将来を見て、議会に提案をされるからにはそれだけの確信を持って提案をされているのだろう。と、いう事も言わせていただいた。
 
3か月を経過し、本定例会の提案理由説明の中では、教育施設の充実については先頃、国の交付金内示を受けた塚原小学校のプール改修工事及び歌の森小学校の大規模改造工事のうちの障がい者用エレベーターの工事に着手することとしており、今後も、国の補助採択向け引き続き国や県へ要望していくという内容であった。
 
そこで、今回提示された射水市立小中学校整備計画について、私がこれまで議員をしてきて、この6月定例会における小中学校の整備計画について、これだけ不採択になったという報告を受けた試しがない。
 今回こういったものを説明された当局の思惑をまず伺いたい。

【答弁:原学校教育課長】
 議員ご指摘のとおり、これまでの整備計画の不採択についてはこれまで説明をしたことはなかったが、今回2年続けて不採択なったということで、一度、その状況を整理し報告をさせていただきたいと考え、総務文教常任委員会の資料として提出をさせていただいたものである。


【小項目質問:その2】
平成28年度の公共工事発注見通しも含めて、新年度予算に計上された本整備計画の関する基本的な考え方を問う。
  
 今回提示された、平成29年度の射水市の重点事業案の冒頭1番にも、この学校教育施設の整備の再要望ということで本市の思いがのっていると思うし、議会を代表する議長もそのような実情を先般、県選出の国会議員のみなさんに陳情をされたと伺っている。
 市においても昨年の12月、今年の3月に引き続き、この事業が射水市にとって非常に大切な事業であると同時に、将来に向けての財政措置に対して、大きな投資的経費の割合があるという思いで述べている。
 
でも、1番は子供たちの教育環境の充実には、一生懸命汗をかいて、適宜、財政出動することも必要ではないかとの思いである。
 
平成28年度公共事業等発注予定表は4月に発表をされているが、学校教育課の思いでは、担当の塚原小学校の改修工事以外は第1四半期に出したいということで出されており、塚原小学校が第2四半期という事になっている。
 
ということは、当初予算の中でそれだけのものが国から採択される可能性があったと思われたので、3月に提案をされたのかと改めて感じたところであるが?

【答弁:原学校教育課長】
 例年、学校施設整備事業に対する国の採択内示については、4月中旬以降と考えており、議会の承認が必要な工事あるいは学校運営や夏休み、学校行事等があるので、それらを勘案して、当初予算あるいは予定として提示をさせていただいたものである。

【質問】
 大規模改修工事を実施するとなれば、騒音等、学校環境を阻害すること等を考慮し、休みの期間での実施となることは理解できる。
 
今回の塚原小学校等の一部の採択以外は不採択であったと報告されている議会としては、それ見た事かと言いたくなるのが現況だ。
 しいて言えば、それ以外は財源が生じた場合に採択となっていると書いてあるが、こういったことは、国の補正予算に付くことを期待していると理解してもよろしいか。

【答弁:原学校教育課長】
 国の採択方針としては、いわゆる耐震化事業や過年度に交付決定した事業の継続事業のうち、不採択事業であって、引き続き要望をされている事業、長寿命化の改良事業等が前倒しで採択をされたものと認識をしている。
 補正予算も含めて、そのような財源が生じたときには可能であろうとの理解をしている。

【質問】
 小中学校の整備に関しては、何度か文部科学省へも出向いていく機会があった。
 
聞くところでは、文部科学省の当初予算自体、耐震化に重点を置いており、今回のような大規模改修などには、当初予算の場合には補正予算対応という形で対応していただいていると。
 ただ、今回の場合は震災の影響もあったかと思うが、なかなか補正予算の中で、射水市が希望しているような枠取りは難しいのではないかとの話をされた。
 それでも、この参議院選挙が終わった後の補正予算がどのような形になるのか、私も気にはしている。
 
これまでの経験値から言って、今回提案された中の大規模改造、それから、昨年から繰り越しになっているグラウンドの整備に関する財源については補正予算に対応されるという期待値をもって見守っていくことが必要なのか。

【答弁:原学校教育課長】
 経験値から説明をすると、本市は過去に耐震化と大規模改造を合わせて実施してきたが、当初、補正にかかわらずの部分わけでも読み取りというのは厳しいと思う。
 また、国の大型補正について、担当課としては期待をしたいと思っている。

【質問】
 地方の声は我々議員も、政務活動費を使った要望陳情事業など、積極的に関わっていかなければならないという思いはある。
 我が会派でも、早速、文部科学省の担当に陳情したいと計画をしている。
 
これまでの国の方針は、当初予算においては耐震化に重点を置いている関係上、大規模改造などの枠取りを増やす方向性は、なかなか難しいのではないかと、某国会議員にも指摘をされた。
 そのようなことに関する認識はあるのか。

【答弁:原学校教育課長】
 文部科学省では、いわゆる学校施設環境改善交付金の採択方針について、その都度方針を示しており、緊急性の高いものを優先的に採択しているものと理解している。
 その中で今回、なかなか補助金が付かない要因については、これまでに比べて十分な予算が確保されていないことが原因であると思っている。
 
今年の当初予算は約700億円強ということで、例年では2千億円前後が確保されていたと思う。
 復興特会という会計が一つ加わった関係上、急激に絞られたという事も要因である。
 
また、学校の老朽化は射水市に限ってのことではなく、全国の市町村から多くの要望が寄せられているということも伺っている。
 そのようなこともあって、国の採択が難しかったのではないかと考えている。

【意見】
 そのようなこともあって、射水市の現状を伝えていくことが我々に求められているのではないかと改めて感じているところである。
 
【小項目質問:その3】
公共施設等総合管理計画の骨子には、学校教育施設は「施設の長寿命化を図る」とされているが、これは耐震化や大規模改修が終わった後の方針という事で良いのか?

ところで、今回の総務文教常任委員会で示された「射水市公共施設等総合管理計画の骨子について」の中で学校施設の将来像については最終的にこのような施設に関しては施設の長寿命化を図るというところで中段を締めてある。
 
長寿命化については理解もできるが、当然射水市としては耐震化が完了した、そのあと現在、実施しているグランドやプールの整備に加えて30年を経過した小中学校などの大規模改造が終わったあと、そこで長寿命化ということが大前提との思いで、この管理計画に載っているのだろうと思うのであるが。

【答弁:原学校教育課長】
 その通りである。

【小項目質問:その4】
大規模改修工事においては、国の補正予算での対応が多いのであろうと認識はしているが、財源の問題を含めた当局の想いを問う。

小中学校の整備について、国補助金がつくことが最も本市にとって財政的な負担も少ないということは12月と3月の答弁にもあったので、理解はできるにしても、その財政的な中で如何に手当てをするのかについても考えていかなければならない。
 
28年度の当初予算に付いては、小中学校をそれぞれに4小学校、2中学校の整備計画の予算がある。
 
その中でいちばん大きいのは地方債である。
 この地方債は合併特例債であるということを、これまでにも確認させていただいている。
 今、国からの補助金というのは小学校と中学校の場合、若干比率は違うが、小学校では14パーセント、中学校では16パーセントほどで、その当初予算における整備工事金額の8割は地方債と言われる合併特例債である。
 合併特例債というのは期限がある。
 その期間内に、今言われた将来に向けての長寿命化を図る大前提としての、この整備計画を進めるという立場から言うと、国の補助金が来ないからという理由でこの事業を延ばすことは如何かと考えるのであるが。

 【答弁:長谷川財務課長】
 ご指摘の通り、本来であれば学校整備関係は補助金、そして合併特例債を活用して実施することが、財政負担の一番の軽減につながるものと考えている。

【質問】
 ただ、それを待っていて、合併特例債が使えなくなってしまう時まで引っ張るのか、もしくは、こういった補助金が国から来るのを待って、平成32年の合併特例債の使える期限まで待っていては、こういった事業を一気に実施しなくてはならなくなる。
 それは将来の本市の集中改革プランの中長期財政計画に悪い影響を及ぼす恐れはないのかということを危惧している。
 
補助金を待つしかないのか、もっと違う財源の振り方としては、国の補助金ではないものを、そこの部分に充当するような考え方はないものか。

【答弁:長谷川財政課長】
 その他の財源の確保という部分については、現在、景気回復や消費財の影響も含めて中長期税制計画等の見直しをさせていただいている部分もある。
 このことから、新たな将来的な財源不足の部分についても目途が立つか否かという部分について大きな問題になってくると考えている。
小中学校整備に係る国の不採択が続くようであれば、中長期的、財政的なものも見据えながら、例えば基金の活用や特定財源を活用できるのかどうかという部分も含めて、総合的な判断が必要になってくるものと考える。

【小項目質問:その5】
財源としての「ふるさと射水応援寄附金」の活用は?
ふるさと納税でご寄付をいただいたみなさんの使いみちの指定について、もう少し細分化をするという議案が載っていた。
 それはそれで私も良いことであると思うのだが、ふるさと納税においては、みなさんから収めて頂いた3分の2程が市長一任となっているとの報告を受けた。
 確認をするが、ふるさと納税における、一番多い寄付者から使いみちにはどのようなものがあるのか。

【答弁:長谷川財務課長】
 平成25年度から平成27年度まで3か年に本市が受け入れた納税総額は約1億3,500万円で、そのうち、市長に使途を一任された部分が7,400万円余りと、全体では約55%を占めている。

【質問】
 3分の2で7,500万円余りという説明があったが、これも返礼品やインターネットの手数料等々で約50パーセントは本市の収入になっていないということである。
 
もともと、ふるさと納税でご寄付を頂いている分に関しては、当初予算において何処へ充当するなどとは考えておられないようだ。
 市長一任であるならば、射水市の財政上、少しでもそういったところに使わせていただくという事について、ご寄付いただいた方々にも納得をしてもらえるのではないか。

【答弁:長谷川財政課長】
 市長一任という部分での活用させていただきたいという思いはあるが、寄付金についてはより寄付者の意向に沿った事業に活用させていただくという部分で、さまざまな事業に細分化させていただいている。
 
また、ふるさと射水応援寄付金を基金として受け入れればどうかという提案であるが、このふるさと射水応援寄付金についてはご寄付をいただいたとして、継続した財源ではないという部分がひとつある。
 例えば大型事業に着手する時の財源として、ふるさと射水応援寄付金を位置づけるという事は財政的には少し難しいという思いもある。

【小項目質問:その6】
合併特例債の期限も見据え、基金を取り崩してでも学校整備を進めるべきでは?と考えるが、当局の見解を問う。
当市の財政調整基金について、最も適する額はいくらであると思われるのか。
 今は将来の財政見通しがつきにくい。
 将来的には高齢化社会、福祉の充実等々において扶助費などの高騰が見込まれることから、あればあるだけ良いという考えから積み立てておられるが、これを崩してでも平成32年までの合併特例債が有効にこうした教育機関の整備などに使える間には基金の一部を取り崩すのも、1つの手段と考えるが。

【答弁:長谷川財政課長】
 財政調整基金については、いわゆる市の貯金の部分であるが、現在、約40億円を確保している。
 これについては、平成33年度の普通交付税の一本化に伴い、一般財源の減少が見込めるという部分と社会保障という部分に備えるという部分で積み立てを行ってきている。
 
ご質問の財政調整基金の適正規模については、標準財政規模の5パーセントから10パーセント程度といわれている。
 本市の場合では約12億から約24億円が適正規模となっているが、これについて明確な根拠はない。
 
因みに、平成26年度決算で規模が同等の類似団体では、市民1人当たりの基金残高の割合を比較させていただくと本市の財政調整基金は1人当たり4万6百円余りであり、類似団体では4万7千円程度という部分で、約6500円の差異がある。
 それを市民に置き換えてみると、大体6億円余り、類似団体より当市の財政調整基金を有している額が少ないことになる。


【質問項目2:地籍調査に伴う財産処分について】

【小項目質問:その1】
地籍調査に伴い、市道敷地内に民有地等があった場合の処分方法を問う。
 地籍調査に伴う財産処分について質問をする。
 私の住んでいる大門串田地区の本村自治会において、農業関係の経営体育成基盤整備事業による大区画化圃場整備が進められていた折、この事業は最終的に確定測量をされて事業を終結するのであるが、そうした中で集落内の宅地及び道路などの地籍測量をすれば良いとの話になった。
 
私も是非この機会に地籍測量をしていただければ、将来的に市としても市民のみなさんの財産を確定することになるとのことで、これまで4年の歳月をかけて実施された。
 ほぼ、事業も完了し、現在法務局において最終的な完了手続きを待っている段階である。
 
そこでなのだが、例えば、市道敷地に民有地があった場合などの処理についてはどのように取り扱っているのか。

【答弁:橋本道路建設課長】
 地籍調査に伴い、市道敷地内に民有地があった場合、地権者から寄付申込書を提出していただき、道路建設課において所有者移転登記を行っている。

【小項目質問:その2】
市道以外の、例えば整備済みの集落道内に民有地があった場合の処分について問う。
 この自治会は法人化されていない組織である。
 市道の場合はそれで良いが、既に整備済みの集落道があった場合、この地籍測量を完了させる場合においては、この集落道の中にある民有地の処理についても問題になる。
 
周りの農地について、確定測量をするのはさほど難しいことではないが、集落内の宅地及び道路に関し、境界の杭を打ち、それに対して同意を頂くことに対して非常に汗をかかれたところである。
 この集落道の中にも昔の人が歩くようなところにも、車社会であるので、整備済みで集落道として活用をされている、このような場合における財産処分の方法についてお伺いをする。

【答弁:川室管財契約課長】
 地籍庁舎を実施した結果、道路・水路、いわゆる法定外公共物の敷地として現在機能しており、所有者が希望される場合には市が寄付という形で受け入れるべきものと認識している。

【質問】
 受け入れ先は。

【答弁:川室管財契約課長】
 射水市である。


【質問項目2:大島中央コミュニティ体育館について】

【小項目質問:その1】
屋根などにおいて腐食が目立つ状況であり対処すべきだと思うが、今後の修繕などの予定について問う。
 大島中央公園に隣接して庁舎が完成したという事で、先日、庁舎の5階を含めて見学をさせて戴いた。
 その際、大島中央公園コミュニティ体育館について、5階から下を見下ろす形で拝見させていただいた。
 
4月の初委員会の際にも、体育館の屋根の痛みが酷いのではないかと言っていたが、新庁舎が完成するまでには屋根の腐食している部分だけでも手当をしないと、新庁舎にはそぐわないような状況でないかと思うのだが、所感と今後の対応についてお伺いする。

【答弁:片岡教育委員会事務局副参事】
 大島中央公園コミュニティ体育館は、昭和63年建築で27年強が経過している。
 
現時点で雨漏り等の問題は発生しておらず、利用に関して支障はないが、本施設の屋根については、既に腐食が相当進行している状況であり、今後、雨漏りの発生も想定される状況であることから、関係部局とも相談をしながら、必要な対策を講じていきたい。
JDM
                                高橋ひさかず  〒939-0413  富山県射水市串田8043  TEL/FAX:0766-54-1735