南郷の里山を考える会の作業にも新しい内容が加わり・・・
平成22年7月17日(土)〜19日(月)
南郷の里山を考える会の整備作業において、昨年切っていただいた竹を裁断機にかけてチップにしようという試みがなされました。
射水市 産業経済部 農地林務課の紹介をいただき、森のサポートセンター(富山県農林水産公社内)から3日間の予定でチップ機をお借りしての作業計画です。
作業開始前には、チップ機本体の説明および取扱いに関する説明をお聞きし、安全第一での作業開始となりました。
この日は北陸地方の梅雨あけ宣言もされ暑い1日でしたが、機械説明、作業開始が午前9時からということで、参加者一同 大粒の汗をかきながらの作業となりました。
チップ機本体の機械周りで作業をされる方々は赤いヘルメットをかぶっていただき、竹の跳ねや材料の飛散から身を守っていただくことが、安全を守ることからも重要であることはわかっておりますが、このヘルメットを着けると思った以上に暑く感じられ大変な作業となりました。
機械に押し込んでも押し込んでも、思ったほど竹の量が減っていきません。
それだけ多くの量の竹が密集した状態で生茂っていた証しであり、これだけの量を伐採していただいた臨時雇用及び森林組合の皆さんの労力は大変であったろうと改めて感じました。
二日目からは、気温の暑くない朝方の5時からと夕方の5時からの作業で・・・ということになり、作業班編成をし3日間作業が続けられました。
出来たチップは、林道や今後の作業予定スペースにに敷き詰められました。
こうしてある程度の厚さを敷くことで、雑草の成長を抑えたり、将来的には腐敗して肥料になったりするそうです。
竹チップを使用」することにより、環境にも優しいリサイクル活動とも言えるかもしれませんが、想像以上に大変労力のいる作業だと思います。
この「南郷の里山を考える会」の今年度の活動費の一部には、富山県の「森づくり税」の助成も使わせていただいておりますが、基本的には地域住民のパワーの結集こそが活動継続の源だと感じております。
今回初めての作業でしたが、機械本体が思ったより登板能力もあり、掘削機械を補助にして林道を少し整備した結果、奥部の作業スペースや坂道を移動できることもわかったので、今後は定期的に予定を立ててチップ作業をしたらどうか・・・ということになりました。
でも、「もう少し涼しい季節がいいな〜」…これは今回の参加者全員の感想でもあったようです。