平成22年から3年間にわたり続けてきた「県民によるもりづくり提案事業」における「南郷の里山を考える会」の活動についてですが『おカネの切れ目(補助金の対象年から外れる)で事業が途切れてはいかがなものか?』という意見が多く、会としての活動が続けられる限りはこれまでの作業を事業規模を縮小してでも続けて行こうと云う事で、今年度も荒町班、宮新田班(山ノ谷を含む)それぞれで日程及び場所を検討し、不用木の伐採やモウソウ竹の伐採・チップ化作業を継続しております。
但し、活動日は少なくなりつつありますが内容に新しいバリエーションが生まれそうな話も出てきました。
平成25年11月2日(土)
これまでの3年間、モウソウ竹の伐採やチップ化、不用木の伐採、草刈り等をしてきたエリアを「どう維持していくのか」が課題となっております。
草や雑木は放っておけばすぐに成長しますので、春先の竹伐りの他、年間2回ほどの草刈りが必要になります。この日も雑木や草刈りが行われました。
約15名ほどの参加者で2時間余り、皆さん草刈り機の扱いには「慣れた者」の方たちばかりなので、1ha弱の草刈りができました。
但し、斜面の草刈りは大変なのと、草木の高さが背丈ほどなので隣の人との連携(草刈り機の刃先にばかり注意が行きがちなので)が難しかったとか。
でもこの写真からわかるように、我々が整備をした大地には杉木立から太陽の光が確実に差し込んでいます。
作業をしている人たちは足元や刃先に集中しておられるのでわからない光景ではありますが、自然の素晴らしさ、我々の作業の大切さを感じる事ができる瞬間だと、写真を撮っている私が感じる事ができた一コマです。
実は、県道(戸出~小矢部線)から見えるエリアに「来年はコスモスを植えたら」という話が出てきました。
県の提案事業実施当初から「用水沿いは見晴らしが効くので花木を植えられないか?」との話もあったのですが、実際そばを蒔く予定で耕してみれば、表面の山水が予想以上に多く生育には適さないとのこと、また、モウソウ竹が生い茂っていた斜面は今でも根のはびこりが多いうえに機械(トラクターなど)が昇れない状況でして、草刈りだけではいかがなものか?という事でしたので、雑草に負けにくく、比較的浅堀でバラ植えの効くものでチャレンジしていくことになりそうです。