
平成22年8月24日(火)
富山を代表し、全国に誇る民謡「越中おわら」は300年の歴史をもち、情緒豊かで気品高く、哀調の中に優雅さを感じる歌と踊りに人気があると言われています。
9月1日(水)・2日(木)・3日(金)の三日間が二百十日の厄日に豊穣を祈る「風の盆」本番ですが、例年多くなるおわらファンの皆さんに少しでも多くの機会に楽しんでいただけるよう、町内各支部が日を決めて前夜祭をされていると聞き、24日の「東町」さんの前夜祭へ行ってきました。
東町公民館前での「輪踊り」から始まり、八尾ふらっと館でのステージ踊りなど多くの皆さんが「越中おわら」を堪能されていたと思います。
「輪踊り」には地元のこども達も多く、町内あげてこの祭りを継承し、盛り上げられている様子がうかがえました。
ふらっと館のステージでは、踊り手の姿と照明に映し出された影が相まって、幻想的で優雅な風情が楽しめたと思います。
井田川沿いの駐車場に車を止め歩いて橋を渡り、坂の街「やつお」を象徴するような石積塀横の階段を、ボンボリの明かりに照らされながら、一段一段息を切らしながら登る。
家と家の間の小さな小路を抜けると、昔ながらの家並みを思わせるような街の通り。
こうした「やつお」独特の街並みは、行政と住民の皆さんがいろいろ知恵を出し、努力をされて継承されてきたと聞きます。
あらためて、坂の街 越中八尾「おわら風の盆」の魅力ある素晴らしさに触れることのできた一日でした。