
我が家の「餅つき」の特徴と言えば、古代米の餅づくりでしょう。
平成24年12月30日(日)
我が家では紫黒米(黒米)や緑米と言った古代米を、自宅前の畑作農地で少々栽培しておりますが、これらを使って年末恒例となっております「餅つき」を行いました。
我が家では通称「餅っ子」で餅を作るので、えんなか(囲炉裏)が作業場となっております。
前夜から水に浸しておいた新大正が一臼、紫黒米と新大正を半分づつ混ぜたものが四臼、緑米が三臼の合計八臼(但し一臼は一升用の蒸篭です)を延し餅にしました。
えんなかは8畳ですので、中央のまきストーブで蒸篭を四個づつ二回転させての作業となり、所せましの状況での「餅つき」となっております。
古代米は、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米のことでして、品種改良された現代の米に比べて収穫量は多くありませんが、米に含まれるミネラルや栄養素が多く含まれているため、健康食品として見直されていると聞いております。
古代米と呼ばれているものには、いろいろなお米があります。糠(ぬか)の部分に赤い色素(タンニン)を含んでいる米が「赤米」、紫黒の色素(アントシアニン)をもつ米が「黒米(紫黒米)」、緑の色素を含んでいるものが「緑米」です。
製造過程はだいたい同じなのですが、特に緑米は出来上がりが柔らかく、延し用の袋に入れるまでが大変苦労するお米です。
我が家の親戚の皆さんにも、この古代米のお餅は好評で、遠くの皆さんにも「我が家の正月の味」として送っているようです。