平成21年8月25日
9月1日からの定例会の前に、提出される議案などの説明をするための「全員協議会」が25日開催されました。
付議案件についての説明の後、報告事項として「射水市統合庁舎建設基本構想策定委員会の経緯等について」として、当初9月議会に提出する予定だった建設基本構想を来年の3月議会に提出するとの報告がありました。
7月に開催された第3回の策定委員会において、財政見通しや統合庁舎の規模などについて慎重な議論を求める意見が多くあったことや、委員の方の意見を踏まえて提示された8か所の建設候補地については、特に様々な観点からの検討をしていくべきであり、8月末までの期間に間に合わせることは難しいので、今後も引き続き慎重に議論を進めていくことにする。・・・・・のだそうです。
私は、今年3月定例会の一般質問において分家市長の提案理由説明を受け、統合庁舎の建設については市長選挙及び市議会議員選挙の大きな関心ごとになると考え、再質問も含めて当局の考え方を確認し、9月議会において基本構想が示していただけるものとの回答を頂いておりましたので、今回の報告には大変落胆をしております。
また最近の市政報告会では、参加していただいた市民の皆さんの多くが、この統合庁舎についての関心が高く、今度の選挙での大きなポイントとして受け止めていられるように感じておりました。
基本構想については11月の市議会選挙後の新しい顔ぶれでの審議になることから、「大選挙区制ではじめて」という大きな節目の選挙の中で、市民の皆さんのご意見をどう受け止めればいいのか、若干心配にもなっております。
第3回策定委員会のまとめとして、「議論の後戻りはしないが、拙速に議論を進めることがあってはならず、論点を確認しながら進めていかなくてはならない。」と述べられています。
策定委員会の姿勢としては全くその通りだと思いますが、一番拙速に議論をまとめあげようとしたのは射水市当局そのものだったのではないでしょうか?…・・私の今の感想です。