平成22年3月6日
県内の竹林所有者や竹資源利用団体などからなる「とやまの竹資源ネットワーク」主催による講習会に、地元自治会の有志の皆様と一緒に参加してきました。
県内の竹林面積については、昭和50年の572haが平成20年には1,124haと約2倍に急速に拡大しており、特に氷見市や高岡市など標高の低い里山地域に多く分布している現状だそうです。
射水市における竹林整備を含む里山整備事業に関して、私なりの考えや緊急雇用対策事業などとして事業報告については、このホームページや議員レポートなどを通してお話をさせていただいておりますが、今後の継続的発展をしていくためにも、こうしたネットワークへの参加や関連企業さんとの情報交換などの必要性を考え、今回の「講習会」への参加となりました。
我が射水市にも約35haの竹林があり、黒河地区のようなタケノコの産地としての竹林の他に、市南部丘陵地などでの里山地域での広がりのうち、特に旧畑地に植樹された杉林などとの混成林などとして、現在手入れのされない状況がとくに目立ち始めているのだと思います。
私の地元の里山でも、市の緊急雇用創出事業や雇用再生特別交付金事業などにおいて、竹林整備や森林空間整備事業を展開していただいておりますが、これからは昨年整備をしていただいた区域をどのように維持管理していくべきか、将来継続可能なかたちでの地域としての検討が課題として残されていると思っております。
そうした中で、今回の講習会では竹林の管理についての浦山さんの講演や、穂先タケノコを含むタケノコの流通販売についてのJA氷見市沖田さんのお話を聞くことができ大変参考になりました。
具体的には、1haに2000本(6畳間に2本)程度を目安に竹林形成をすることが必要なことから竹林全体に親竹の配置を考えることと、今後の管理に必要な歩道(作業をするための)の整備。
現在刈り取りをしていただいた竹の処理。
自然増を防ぐための親竹以外のタケノコの処分。
地権者の皆さんと地元保存グループとの共通認識の確保。
等など、問題は山積してはおりますが・・・考えすぎるより汗をかいて、やってみるしかないでしょう。(おらっちゃの大事な里山ですから)
また、射水市からもヤマサン食品工業(株)さんのブースがあり、地元富山県産のタケノコや穂先タケノコの買い付けについてのお話も聞くことができ、先ほどの問題点を含め今後の地元での協議を進めるうえでも、貴重な講習会だったと感じております。