
緊急事態を受け、移動経路と思われる和田川周辺の草刈りが行われました。
平成22年10月16日(土)
今年は県内各地で熊の出没が相次いでおりますが、私の住む宮新田地内の住宅に11日(月・祝)の朝 熊が侵入するという事件が起きました。
この住宅の周辺の畑には、私の手のひらほどの足跡(爪痕もはっきりとわかる)が残っており、猟友会の方や婦負の里の学芸員の方に確認していただいた結果、熊の足跡に間違いがないということになりました。
この足跡を進入方向と逆に辿った結果、和田川の堤防の草むらから田んぼ横の草むら、そして住宅わきの斜面の草むらと、熊が移動した痕跡がはっきりと確認することができました。
また、翌12日には対岸の和田川右岸でも熊の足跡が確認されたことを受け、地元宮新田自治会の緊急常会において、和田川周辺の草刈りを実施することになりました。
私自身も市役所を通じて県に申し入れを行ったことが良かったのか、県土木も14日には堤防内部の草刈りを実施していただきましたので、16日には自治会からの参加者と南郷の里山を考える会のメンバー合わせて25人ほどでの草刈りとなりました。
和田川堤防わきの法面や農道わきの空き地、和田川に架かる橋(4か所)付近や深い排水路回りなど、それぞれの班別作業で対応し熊の隠れ場所を制限できるようにしました。
こうした甲斐もあってか、この地区での熊の目撃はなくなりましたが、気の引けない状況であることには変わりがなく心配しております。
こうした状況下であることを踏まえ、20日(水)に行われました自由民主党富山県連の政務調査会「来年度県予算に対する射水地区要望」におきまして、今回の状況から判断して和田川(管理は県企業局)など熊の移動経路と考えられる河川の草刈りの実施。
宮新田自治会も活用している「農地・水環境保全向上対策」事業が来年度で最終年度となることから、それ以降への対応についての検討。
我々も里山整備で使わせていただいている県の「水と緑の森づくり税」などの計画的・継続的活用についての検討。
あわせて今回、熊被害が発生してからの県自然保護課の猟銃使用に関する許可についての対応など。の旨を追加的に要望してまいりました。