平成22年8月22日(日)
夏まつりの合間を利用して、午後から剣淵町の基幹産業である農業関係施設見学をさせていただきました。
佐々木町長さんにもご同行をいただき、JA北ひびき 剣淵基幹支所の児玉支所長さんと諸藤課長さんに案内と説明をいただきました。
剣淵基幹支所の実態調査によりますと、平成21年度における農家戸数は381戸、耕作面積は水田3,232ha(内転作田2,331ha) 畑2,341ha 計5,573haであり、経営規模別で多いのは10ha〜20haの農家が33%を占めているとの事でした。
また主要作物作付面積としては、水稲901ha 豆類1,610ha 小麦751ha カボチャや人参、アスパラなどの野菜322ha 馬鈴薯448ha(内食用118ha 加工164haなど) そば292ha等であり、他に乳用牛714頭 肉用牛36頭 馬55頭などの飼育もされているとの事です。
今の季節、北海道と言えばジャガイモの出荷が最盛期かと思いきや、JA北ひびきの剣淵基幹支所ジャガイモ選果場の稼働は明日(23日)からとのことでして、実際にジャガイモは流れておりませんでしたが、選果が始まれば12月の中旬までの約4カ月稼働するそうで、昨年度実績として約2,700t余りの選果実績があるそうで、約6割ほどが九州方面への販売になるそうです。
また、同じ敷地内にある人参洗滌選別施設には大きな袋詰めにされて持ち込まれた人参がこの日も選別されており、1次から3次までの手選別に加え、洗滌や形状選別が行われておりました。
人参は8月から10月までの約3ヵ月間で2,800t程の選果実績があるそうで、その半数以上が関東方面への販売になるそうです。
ただ、今年は天候不順(雨の日が多かったので)の影響からか、規格から外れたり畑から人参を引き抜く機械に掛らないような生育のものが目立つとの事でした。
今は小麦の乾燥調整をしている穀物等乾燥調整施設では、運営管理をするJA職員が一人で、実務労働を農家の若手労働者の皆さんが交代で実施し、施設の運営と実績づくり研修の一端を担っておられるとのことでした。
剣淵町でも、これまでに経験したことのないようなゲリラ豪雨的状況の日があったそうで、そうしたことが農産物へも影響しているのではないかとの話も聞きました。
地球温暖化の影響だろうと思いますが、都市部での洪水対策と同じように農地・農作物に与える影響もますます深刻化しているような気がします。
休日にもかかわらず、ご案内いただきました児玉様、諸藤様ありがとうございました。