
市内消防団25分団が消防操法について、日ごろの練習の成果を競いました。
平成25年6月9日(日)
消防団員の皆さんに消防機器の取り扱いを習熟していただくとともに、団員の士気の高揚と消火技術の向上を図ることを目的として開催されている「射水市消防団消防操法大会」が射水消防本部グランドにおいて実施されました。
消防団の皆さんには、火災発生時における消火活動や地域住民の方に防火意識の高揚を促す予防活動、警報発令時などの広報活動や巡回パトロールなどに加え、特に3・11 東日本大震災以降、様々な災害時における救援活動等など、地域住民の皆さんの生命財産を守ることは基より、地域の安全・安心を守る活動を実践していただいているわけでして、日頃のご尽力に対し心から感謝を申し上げているところであります。
先般、新聞において「消防団員の確保」と題する記事を読む機会がありました。
「火災や災害現場に駆け付け、消火や救助活動に携わる消防団員の高齢化が県内でも徐々に進み、若手の確保が課題になっている。」とのことであります。
加えて、消防団員数も年々減少し、地域の防災体制に支障をきたすのではないかと憂慮されているとのことでした。
富山県内における団員数は80年には9,896人を数えていましたが、今は330人以上も減っており、現在の平均年齢が43.2歳で20歳から29歳までの団員数は約700名しかおらず、全体の約7%を占めるに過ぎないとのことでもありました。
私も調査しましたところ、現在(H25年6月)、射水市消防団全体の団員数は721名で平均年齢が42.5歳、内訳は女性団員が39名(45.3歳)、北部方面団291名(42.5歳)、南部方面団391名(41.7歳)と云うことでありました。
ちなみに大門地区では、大門分団32名(44.9歳)、櫛田分団29名(37.6歳)、浅井分団41名(41.8歳)、水戸田分団25名(39.0歳)、二口分団21名(46.4歳)、大門地区全体では148名(41.8歳)だそうです。
これまでのイメージとして消防団員と云えば、地域の自営業者の方や農業に携わっている人が多かった時代もあったと思いますが、社会構造の変化に伴ない現在は会社員の比率が増えているとのこと、但し、いざとなれば昼夜を問わない出動や帰宅後や休日の訓練等など、会社員の団員の皆さんにはなかなか参加しにくい状況があることも現実なのではないかと思います。
そうしたいろいろな状況下ではあったかもしれませんが、操法大会選手の皆さんは競技中も真剣そのもの。年齢を感じさせない体力や経験がものをいう対応等など、随所に練習の成果が表れていると同時に、選手のみならず分団一丸となった気迫を感じました。
平常時、非常時を問わず、強い使命感を持って住民の皆さんの安全・安心を支え、地域を守っていただける消防団の皆さんに、あらためて感謝の気持ちを強くした操法大会だったと思います。