
「現在の課題 射水市、二口、議会そして私にとって」と題して、ちょうど一時間のお話をさせていただきました。
平成25年7月7日(日)
二口自治会公民館において毎年恒例になっております、自治会役員および集落土木委員の方々がお集まりになっての「合同研修会」が開催されました。
二口自治会は人口も1,700名を超え、自治会における班編成も17班があると云う大門地区最大の自治会です。
今回の研修会には、三川自治会長さんはじめ自治会役員の方々、各班長さん、小川土木総代さんはじめ土木役員、土木委員の方々、長寿会や体力づくり振興会等の招待者の方なども含め約60名ほどの方が参加されていたと思いますが、皆さんの前で現在私が想っていることの一部をお話させていただける機会ができ大変ありがたく感じております。
昨年は市から「射水市の防災対策」についての講演の後、関連する話題として約15分ほどお話をさせていただいたと記憶しておりますが、今回は自治会長さんから「約一時間で話しせられ!」と云う事でご案内を頂いておりましたので、素直に私が感じていることについて「現在の課題 射水市、二口、議会そして私にとって」と言う題目で講演をさせていただいた次第です。
通常の市政報告会ですと、お盆頃までなら今年度予算の概要を中心に話しに入ることが多いのですが、二口地区ではこれまでにも度々報告会をさせていただいておりますので、(役員の方々は変わられるので、いつもの様でも良かったのかもしれませんが?)6月号の市報に掲載されておりました「平成24年度(下半期)射水市の財政状況」の資料から見た一般会計における市税や地方交付税そして市債などの状況。特別会計においては国民健康保険事業や後期高齢者医療事業および介護保険事業などの福祉・介護・医療など高齢化社会を迎えての現況。そして企業会計では資本的収入と支出の意味合いと収支不足額の取り扱いなどについて話をさせていただき、最後に市債残高についての状況報告を致しました。
景気の低迷による税収入の伸び悩みや合併後10年から始まる地方交付税の一本化算定による減少に対抗するためには、これまで以上に行財政改革に努める必要があり、その第一歩が今年度事業の中における新庁舎建設であり、身の丈に合った射水市のスリム化、それぞれの特性を活かした地域の活性化を進めていかなければならないと云う事をお話させていただきました。
次に、二口地区における課題のうち「大門・大島地区における雨水対策」について、先の雨水幹線説明資料に基づいて都市計画道路東老田高岡線(通称6号線)沿いに2,000〜2,200mmの管を約1,100mにわたって敷設し、西部幹線7号の水を和田川に排水する事業認可が得られたこと。
また、その説明を受けた時点において私の自論として平成16年の台風23号による和田川のバックウォーターの様な状況下での対応(ゲートの設置と強制排水機能の必要性)を検討するよう要望したことなど(詳しくは私のHP「活動報告」で記載)の報告を致しました。
また、先に行われた射水市消防団消防操法大会での二口分団の活躍などを含め、一昨年の二口地区市政報告会での高齢化率の資料をもう一度見ていただきながら、特に災害時などにおける地域共助の体制作りの重要性とそれぞれの地域特性を活かした活性化の必要性についても述べております。
議会の課題としては、昨年の9月議会において「市議会議員の定数を定める条例の一部改正」について議員提出議案として採決し、この11月に行われる市議会議員選挙から定数が22名となったことに関する私なりの自論(詳しくは私のHP「活動報告」で記載)を述べるとともに、現在の議員報酬と政務活動費の金額について県内市の状況資料を見ながら(特に若い方が議員になろうとされる場合)どう判断すべきか? 私の方から参加された皆さんにお聞きしております。
また、議会改革は現在も進行中であり、今年度に関しては改選後において議員定数を減らすことが決まっていることから、議会費総額を上げることなく議会運営委員会や特別委員会での視察を実施し、さらなる議会力の向上を目指していること。
また、先の6月定例会において議長交際費の相手方を開示することにさせていただき、4月から6月までの分を今月には市のHPでも見れるようにした事。などの報告をさせていただきました。
最後に私自身の課題と云えば11月の「市議会議員選挙」となるところではあるのですが、現職の議長として最後までしっかりと議長職を務めることは勿論のこと、7月27日(土)開催の後援会総会で皆さんのご了解を頂いたうえで、新たな気持ちで11月の選挙に臨みたいと考えている旨。 報告させていただきました。
ちょうどお約束の一時間での講演を終わらせていただき、時間の関係上(公務として奈古町の曳山御蔵完成式参加のため)質問は若干にとどめさせていただきましたが、二口地区において毎年何らかの被害が出ている「雨水対策」についての取り掛かり時期について関心が高いと感じておりますので、現在、県との協議中とのことではありますが、来年度以降着実な施行が継続されるよう努力していきたいと考えております。
また、お昼からの懇親会(奈古町の完成式から帰って、参加させていただきました。)では、多くの方から多様なご意見や質問、激励等などを頂戴し大変ありがたく感じております。
時間的にぎりぎりのところを綱渡り的な研修会となってしまいましたが、今年も二口自治会「合同研修会」に参加させていただき、ましてや拙い話をお聞きいただきありがとうございました。 参加された皆様にあらためて感謝申し上げます。