平成21年6月30日
私の所属する会派「市民創政会」の視察で、北斗市(北海道)を訪ねました。
北斗市は北海道の南部、渡島半島に位置し、道南の中心都市である函館市に隣接する人口5万人程の市です。
今回の視察目的の主は、北斗市における各種子育て支援事業についてであり、民生部児童家庭課の方から現状についてお話を伺いました。
いくつかある支援事業の中で、私たち(市民創政会)が特に関心があったのは、乳児及び児童医療費助成についてです。(事前研修時から)
平成18年2月1日に上磯町と大野町が合併し、北斗市が誕生したわけですが、同年の10月1日よりこの医療費助成の枠を、市全域に中学生まで拡大をしたとのことです。
北海道内でも中学生までの助成は、市としては北斗市のみであり、こうした事業の成果とも言えるのか、函館市に近い新興住宅地では、特に若い世代の家庭(住民)が増えているとのことでした。
ただし、こうした施策だけがそうした要因のすべてではなく、働き先の多くが函館側にある現状の中で、地価が函館市に比べ安いことなどいくつかの要因が重なっているとのことでした。
また市としても、市民の皆さん(特に若いお母さん)を対象としたような、意識改革の説明会をされ、ご理解を得ておられるようです。
というのも、北斗市の総面積は約400平方キロ(射水市の約4倍)であり、海岸線には住宅や工場がありますが、それ以外のほとんどが林野であり、市内全般を考えれば、既存集落と新興住宅地での環境(意識)の違いが大きいとのことでした。
またこうした施策を実行するにあたり、その財源の捻出先は?の質問に対しては、具体的に主たる財源として答えれるものはないが、しいて言えば、合併により職員数が260人から210人になっており、そのことも含めた行財政改革の結果ではないでしょうか・・・。 とのことでした。