視察日 :8月8日(木) 国土交通省北陸地方整備局 ミズベリンク信濃川やすらぎ堤 新潟東港第2東防波堤管理釣り場
【国土交通省 北陸地方整備局 視察概要】
毎年、国土交通省北陸地方整備局へは、港湾機能の整備・充実等に関する要望を提出しているが、議員が調査研究のため、直接訪れる機会は少ないのではないかと感じている。
そこで今回「釣り場整備における状況・整備について」及び「クルーズ船を取巻く状況について」の2点に関し、金丸佳介港湾空港部企画官(前、伏木富山港湾事務所長)をはじめとする幹部職員の方より説明を受け、その他「港湾機能の充実」という事で意見交換を行ったものである。
「釣り場整備における状況・制度について」
説明者:荒木 海洋環境・技術課長
北陸地方整備局管内では、全国で13港が指定された「釣り文化振興促進モデル港」に、新潟東港第2東防波堤管理釣り場と直江津港第3東防波堤管理釣り場の2箇所が指定を受け、2019年3月1日11月30日までの期間において、「NPO法人 ハッピーフィッシング」がその管理をしており、地方創生を目的とした釣り文化振興の取り組みを進めるための「モデル港」に関しては、現在、二次募集中(令和2何2月中まで)であり、防波堤などの釣り利用について、どのようなことに留意し、多目的使用につなげていく必要があるのか?・・・といった「ガイドライン」の説明をお聞きした。
≪所感≫
防波堤など港湾施設内での釣り場については、港湾機能を妨げない事が大前提であり、加えて、防波堤などでの釣りに関する安全対策をしっかりと行い、利害関係者及び関係行政機関などで構成する協議会を設置するなどして、地域の合意形成を図る事が求められており、それなりの「時間」をかける必要性があるのではないかと思った。
また、本市(富山新港周辺)における「釣り場」として、開港記念碑緑地や東港口護岸、南水路緑地及び東水路先端緑地の4箇所での釣りができる環境が整備されている。・・・との説明を受けたが、「釣り場」としての機能が本当に整っているのか?・・・調査・検討し、安全性の確保や景観上の対応等も含めた「整備状況」を再確認たうえで、更に防波堤などでの釣り場の確保が必要となれば、先の「協議会」等を設置し、関係の皆さんのご意見をお聞きしたうえで「地方創生を目的とした釣り文化振興」について検討すべきではないか?・・・と感じた次第であります。
「クルーズ船を取巻く状況について」
説明者:風間 港湾高度利用調整官
北陸地方整備局管内における「クルーズ船の寄港回数」は増加傾向にあり、2016年から金沢港発着「日本海定期周遊クルーズ」の開始が、その大きな要因と考えられる。
クルーズ船運航会社は、乗客の満足度向上のために「本物志向」や、その地だけでしか味わえない「特別感」を求め始めており、これまでの大型商業施設での「ショッピング」主流であった時代から脱却している状況である。・・・との説明を受けた。
≪所感≫
クルーズ船の誘致に関しては、地域の観光資源を活かした着地型や体験型の企画を立案し、それを船主(運航会社)認めてもらえるような息の長い活動を続けることが大事だ。・・・と、改めて感じた。
「ミズベリンク信濃川やすらぎ堤」
【視察概要:現地視察のみ】
この事業は、(株)スノーピークの管理運営体制の下、「アウトドア」と「健康」をテーマに、統一感のある空間をデザインし、賑わいの創出に取り組んでいるもので、今回、我々は信濃川右岸の「Out Door Lounge」の視察を実施した。
≪所感≫
新潟まつり(8月9日〜11日)の前日、それも視察途中のpm3:00過ぎという事で、オープンカフェ等の利用客は「疎ら」であったが、この「ミズベリンク」は信濃川の堤防脇までビル群が多くあることから、「平日は夕方ころから人足が増え、夕涼みがてらの人たちで賑わうのであろう。」・・と、感じた。
「新潟東港第2東防波堤管理釣り場」
「直江津港第3東防波堤管理釣り場」と管理運営会社(NPO法人ハッピーフィシング)が一緒であり、新潟東港は現地視察のみのため、概要及び所感は省略。