平成28年10月25日(火)
調査研究テーマ:「稲沢市の防災行政について」
大規模災害に見舞われた際、同時に被災する可能性に少ない県外市町村との相互支援体制の強化を図るため、昨年の11月25日に、射水市と愛知県稲沢市の間で「災害時における相互応援に関する協定書」が締結された。
稲沢市とは特にこれまで(合併前の旧市町村時代も含めて)都市間のつながりはなかったものの、東海北陸自動車道を使えば3時間以内の距離にある事や人口規模がほぼ同じ(稲沢市の人口 約13万8千人)であること。双方とも同じ地域の自治体との相互協定がなく応援先が重複する可能性が低い事。等などから、稲沢市さん側からの協定締結の打診に射水市が応える形で締結を結んだものとの経緯は聞いているが、議会の中でも当地(稲沢市)を訪れた事のある議員は少なく、実際に訪問をすることで議会間の交流を含めて、万が一の場合に想定される相互支援についての共通理解と問題点の改善につなげるための視察。
稲沢市総務部危機管理課の説明によれば、稲沢市は愛知県の北西部に位置し、愛知県東海地震・東南海地震・南海地震などによる「理論上最大想定モデル」、最大震度7と想定されており、液状化危険度が極めて高い地域に属しているそうで、ライフライン(特に上下水道関係)が破壊し復旧が遅延することが予測されているとのことであり、今後具体的な支援策について協議を深めるのなら、射水市(富山県)の豊富な水資源と技術的な経験を生かした支援活動の在り方を探るべきであろう。・・・と感じた次第である。
平成28年10月26日(水)
調査研究テーマ:「ICTを活用した議会運営の取り組みについて」
本市議会においても、新庁舎の完成を一つの契機に議会改革が進められている最中であるが、ICT(特にタブレット端末)を活かして省力化と効率化を図るとともに、市民の皆さんにもわかりやすい議会活動ができないものか?との(私なりの)想いで、今回の視察に参加した。
「関市議会におけるタブレット端末の導入について」と題された資料を頂き説明を受けたが、導入の目的として、議会へのタブレット端末導入によるペーパーレス化を図り「事務の効率化」「コスト削減」「省資源化」を推進する。・・・とされ、平成24年の12月「議員からタブレット端末の導入について提案があり、補正予算で購入費を計上」したことから始まったとの事。
以来、議会と議員、事務局が相まって研修会などを実施し現在ではその便利な機能としてのデーター通信機能:クラウドサーバーを利用して、最新の情報を共有。カレンダー機能:スケジュールを共有、事務局で一括管理。カメラ機能:現場写真などの整理や送信も簡単。メール機能:従来のFAXにかえて、メールで通知。等などが挙げられていた。
また、ペーパーレス化の効果として 1、使用する紙・印刷費の削減。は基より2、印刷製本などにかかる人件費・委託費の削減。3、資料配布・情報提供などの迅速化・効率化等が図られたそうである。