平成29年2月10日(金)
我が射水市議会におきましても、以前、議会改革検討委員会で本会議場以外での委員会などにおいては、パソコンなどの電子機器類の使用や内容理解を深められるような画像を使っての質問(説明)が許可されるようになりましたが、ペーパーレス化に関しましては継続協議をしていくこととなっております。
こうした経緯も考慮したうえで、東京インタープレイ(株)が主催する自治体や議会への導入率一位といわれている、ペーパーレス会議システム「Side Books(サイドブックスクラウド本棚)」に関するセミナーに参加しました。
セミナープログラムとしては、東京インタープレイ 代表取締役 米田英輝氏の挨拶から始まり、簡単なタブレット操作の説明を受けた後、ゲストスピーカーとしてこのシステムを実際に活用されている、神奈川県逗子市議会の菊地議長さんと長島議員さんによる特別講演、議会のICT 化とタブレット導入についてと言うことでSide Books の模擬使用、ICT 活用ソリューションの提案そして最後に個別質疑という構成で行われました。
冒頭の挨拶のなかで、平成28年度においてSide Books が47自治体に導入され、29年度では全国で100以上の議会で導入が進むのではないか?
また、議会においてはタブレットの導入そのものが目的でなく、ICT 化を実施し議会改革につなげていくことが重要であり、今回(先進議会)の特別ゲストとして逗子市議会さんの紹介がありました。
逗子市議会の特別講演については、長島議員さんから議会への導入経緯やタブレット端末を活用した議会活動についての説明をいただいた後、質問を受けるということでしたので、私も質問をさせていただきました。
質問の内容としては、Side Books を活用する場合の内部系と外部系サーバーの区分けに関しての質問と、議案や予算案を本棚に掲示する(議員が見れる状況にする)タイミングに関するものでした。
回答として、当然なこととして内部系と外部系との区別は必要であり、基本的には議員はもとより市民の皆さんにも見ていただいて結構なもの(情報公開出来るもの)が本棚に掲示されることになっており、議案や予算案は告示日の零時に自動的に本棚に開示されている。・・・とのことでした。
関連して、「議会におけるICT 活用ソリューションの提案」では、議会へのタブレット導入はSide Books だけでなく、コミュニケーションツールやセキュリティ対策等さまざまなソリューションと組み合わせることで、議会の活性化・運営の効率化が期待できるのでは?・・・との説明も頂いたところです。
個別質疑に関連して、元逗子市議会議員で現在インタープレイ社員(東海 近畿 北陸担当)の君島さんとお話しが出来、今月の21日に南砺市へ出向くとのことをお聞きし、その機会に我が会派内での説明をお願いした次第です。
冒頭の米田代表取締役の挨拶にもありましたが、タブレットの導入が目的ではなく、そうしたシステムを使って如何に議会の活性化・開かれた議会化を進められるか?本市議に与えられた大きな課題であると、改めて感じた次第です。
本記追加
後日(14日)、君島さんにシステムの説明(会派内での)をお願いした折、南砺市さんでは新年度予算でのシステム導入に関する予算がついた?・・・とか。
議会は元より当局も導入に前向きらしいとのこと!でした。
ここら辺りも調査し、本市における取組みの中身とスピード感についても検討が必要ではないかと感じております。