
平成27年12月27日(日)
我が家の年末、恒例行事と言えば・・・『餅搗(つ)き』
朝から「えんなか(囲炉裏)」で釜の湯を沸かし、餅米の入った「せいろ(蒸籠)」を積み上げ、米が蒸しあがったら「餅搗き機」に入れて餅を搗き、出来たての餅をビニール袋に入れて、厚さが約1cm程の均等な厚みになるように餅を「延す」・・・これが我が家の「のし餅」の作り方です。
今年は、例年より少し多い13臼の餅を搗きました。
但し、我が家では一臼一升の米を標準としていますので、そんなにびっくりした量ではありませんが、我が家の特色と言えば普通のもち米だけの白い餅は一臼だけでして、残りの12臼のうち、紫黒米という品種の古代米と普通の餅米を五合ずつ混ぜたものが三臼、それにゆずをいれた物、昆布を入れた物、もち草をいれた物がそれぞれ一臼ずつ、加えて緑米という古代米だけの物が三臼、それにゆずをいれた物、昆布を入れた物、もち草をいれた物がそれぞれ一臼ずつ、で合計13臼となる訳なのです。
「せいろ」が4段で蒸しますので、3回転ほど順繰りに使い、その都度これらの米を蒸す人、機械で搗く人、搗きたての餅を延す人、と役割を分担して約3時間ほどかけて搗きあげました。
我が家では、元旦の日にこの赤と白の餅が入った雑煮を食べて、一年の始まりとする事が通例となっております。