
1月末から開催された「市長のタウンミーティング」で、市民の皆さんからの意見をいただいて夏野市長は・・・。
平成23年2月15日(火)
庁舎整備についての市議会「全員協議会」が、15日(火)午後1時30分から新湊庁舎で開催されました。
1月28日(金)の大島社会福祉センター会場から、2月4日(金)の高周波文化ホール会場まで市内5会場にて開催された、統合庁舎整備に関する「市長のタウンミーティング」を受けての全員協議会でした。
私も日程の都合がつく限り、タウンミーティング会場へも出向き、市民の皆さんの直に意見も聴かせていただきました。
私自身が会場での説明を聞いてみて感じたことと云えば、(資料の積算根拠に関連した事柄以外では)タウンミーティング以前の全員協議会での説明よりは、具体適例示や実施年度説明なども付け加えられ、分かりやすくなっている(但し、それ以前から説明を受けておられない市民の皆さんには理解していただけるかどうか…は別かな?)感じを受けました。
ただし、説明はパワーポイントを使用して行われ、別に同様の資料配布をされておりましたが、会場規模や天井高さ等の関係から、スクリーン上の説明画面が見えづらかったのでは(手元資料についても縮小してあるし、説明時はある程度暗くしてあるので、必然的に見えません。)、と思いました。
会場の市民の皆さんは、初めての資料をいただいて説明を受けても、耳から聞こえてくることを消化できる前に次々に進む感じを受けられていた感も見受けられ、その後の質問にも資料提供に関する指摘や、説明を繰り返えさねばならない状況もあったと思います。
せっかくの練り上げられた資料でしたので、初めてご覧になられる市民の皆さんの立場に立ってのプレゼンテェションの検討が必要だったのではないかと感じました。
さて、「市長のタウンミーティング」での結果についてですが、5会場合わせて973人の方が参加されました。
質問や意見では、他の庁舎案提案14件、提示案賛成11件、公園の利用関係10件、その他32件など計92件の質問やご意見があったそうです。
また、会場アンケートでの意見(回収数270)では、庁舎整備案に賛成57件、反対28件、その他57件となりました。
また、アンケート設問の中で「説明資料は判りやすいですか?」については、分かりやすい208件、分かりにくい48件、見回答14件、計270。
タウンミーティング開催回数については良い201件、悪い74件、無回答34件 計270でありました。
私は、全体で参加された市民の皆さんの数や説明会場数が多い少ないということも重要かもしれませんが、夏野市長が率先して説明会(タウンミーティング)を開催されたことの意義は大きかったと感じております。
15日の全員協議会では、私自身こうしていただいたご意見やアンケートの結果が、市民の皆さんの意見の総意集約であるとは決して思いませんが、大変貴重なものであることに違いはなく、当局としてどのように受け止め、今後どのように応えていくのかといった質問をさせていただきました。
当局としては、市民の皆さんへの説明責任を重んじる立場から、今後、タウンミーティング出いただいた質問・意見などに関しては、市の広報やホームページ、ケーブルテレビなどを利用し、市民の皆さんとの双方向の情報発信の取り組んでいきたい。との回答をいただいております。
また、今後の進め方については、各会場でも多くの意見(私の感じるところ、市長のマニフェストに関することも含めて)があったこと、なかでも将来の財政負担や窓口サービスの低下、庁舎跡地の問題、公園機能についての見通し等などのご意見について、さらなる説明責任を果たし、より多くの市民の皆さんに理解を得る努力をするために、当初3月定例会に上程する予定としていた「市役所位置条例の一部改正案」について、6月定例会までの先送りとしたい旨の説明がありました。
私自身も、新年に入り各自治会で行われている会合などでは、「庁舎整備」について3月定例会での当局提案を前提として、これまでの経緯や私なりの統合庁舎整備の必要性についての意見を述べてきておりますが、夏野市長が考えておられる「説明責任重視」の考えを尊重しながら、議員の立場から質問・議論を重ね、市民の皆さんに「庁舎整備」についてご理解いただけるよう定例会に臨みたいと考えております。