
平成22年9月10日(金)
櫛田神社秋季例祭が行われ、獅子と神輿が炎の中を駆け抜ける「火渡り」神事が行われました。
秋季例祭では、お昼前から「串田二千石」に関係する御旅所(自治会公民館)を獅子と神輿が回り、夕方の6時ころ櫛田神社に戻ってこられる「御輿巡行」が行われておりますが、神社境内に戻られてすぐの鳥居付近において「巡行による穢れを払い身を清める」意味での「火渡り」神事が行われています。
この日も午後5時半頃には近所の方々をはじめカメラマンの方など、多くの方がこの神事を一目見ようと集まってこられました。
午後6時頃には辺りも少しうす暗くなり始め、各御旅所から帰ってきた獅子舞のお囃子がしだいに近くなってきます。
巡行から帰ってこられた神役により、鳥居付近に積まれた「杉葉」(スンバ)の御払いが行われ、火がつけられると炎は赤々と燃えあがり見物人の皆さんも含めて雰囲気は最高潮となりました。
獅子方若衆が胴幕を起こし、ケントリを先頭に炎を飛び越えるようにして一気に駆け抜けます。続いて、神輿も台車もろとも通り抜け、神社参道を本殿前へと進みました。
秋の例祭が本祭りの我が家では、翌日の11日(土)に親戚・家族一同が集まって楽しいひと時を過ごしました。
今年の夏は大変熱い日が続きましたが、こうして皆が一堂に集えることへの感謝とこれから始まるコシヒカリの刈り取りをはじめ、五穀豊穣を願ってのお祭りとなりました。