
平成22年7月10日(日)
先日から行われていた里山整備事業も「一段落した」との連絡を受け、現地を確認しておいてほしいということだったので、峰道路周辺から和田川沿いまでの一帯を散策してきました。
森の中に日差しが差し込む程の空間整備がされたことは、先のHPでも紹介しましたが、もっとわかり易いことがいくつかあったので、その一端をご紹介します。
今回の里山整備事業の予定区域内には、南郷丘陵のふもとを縫うように流れる「芹谷野用水」が流れています。
先日(7月上旬)の江草刈りでは、それぞれの自治会や用水関係者の皆さんに担当地域の雑草刈りを実施していただきましたが、山裾を流れる用水付近には用水にかぶさるようにせり出した木立ちもあるのですが、・・・
木が大きくなるにしたがって、明りのあるところ(用水の上など)に向かって成長をするため、このようになったのではないかと考えられますが、森林整備のために里山に入って作業をされるような所有者の方々が減っている現状から、こうした樹木の伐採はされずに放置されたような状況であったと思います。
写真のように今回の里山整備事業実施において、地権者の皆さんの了解を得るとともに地区自治会の了解で、こうした障害樹木の伐採や間伐などを含む整備事業ができるようになり、大切な農業用水路の維持管理についても大変有意義なことだと感じております。
またこの周辺(宮新田から山の谷、梅ノ木にかけて)の和田川では、年間を通じて豊富な水量の流れがあることから、写真のようにカヌー競技の練習場として県内はもとより県外からもおいでになる方があるのですが、丘陵地域里山の自然と豊富な水の河川との協調整備でこの地区の特徴を伸ばせないかと思っております。