
「アウトレットモール」なるものを見てまいりました!
平成22年2月16日
茨城県阿見町にある「あみプレミアム・アウトレット」を視察してきました。
(我が会派では、地域性、商圏規模、出店からの経過期間などを比較検討するため、アウトレットモールについては関東圏、中京圏、関西圏の3地域に分散して視察することに計画しております。)
この施設は、チェルシージャパン(株)という民間の会社(主たる株主:三菱地所(株)60%出資)が主体となり、同グループでは国内8か所目となる施設として、敷地面積約16.5ha、店舗数104店舗(物販97店、飲食7店)、駐車台数約2500台という規模で昨年の7月にオープンされたもので、現在(1月末)まで約280万人の方が来場されているそうです。
将来的には店舗数を180店舗まで増やされる計画だそうですが、地元茨木や千葉、首都圏域の商業圏域プラス成田空港に発着される海外旅行者の主としてアジア系観光客の方々までを対象として、商圏人口1,000万人を想定した施設だそうです。
阿見町は茨城県の県南地域の中核市である土浦市や筑波研究学園都市に隣接し、日本第2位の湖である霞ヶ浦に面する人口5万人弱の町ですが、首都東京にも近く交通アクセスもよいことから、今後とも人口増が進み市政施工を見据えたまちづくりが展開されている状況だそうです。
現地視察に先立ち、阿見町役場において生活産業部商工観光課 木内課長及び阿見町商工会 糸賀事務局長のお二人から、施設誘致にかかわる行政側の助成や支援の有無、出店による地元商店街への影響、集客に関係する経済効果などについてお話を伺ってきました。
この中で私なりの印象に残ったことは、阿見町にはもともと中心商店街というところが少なく、主として近所づきあいの商いが中心になっていることから、アウトレットモールといったようなブランド品中心の店舗とは客層が違い影響が少ないとのことであり、アウトレットから町内(観光施設や商店街)へ人を誘い出す「周遊観光」の推進が課題である・・・。などのお話と前述の商圏規模の話と併せ射水市との違いを実感しております。
(私なりには5年後10年後にまた来て観てその経過も知りたいものと感じております。)