
平成22年2月20日
私が所属いたしております県内保守系議員で構成される政策集団「新自治体経営塾」の、今年度第3回の研修会がウイング・ウイング高岡で開催されました。
今回の講師には、前高岡市長で昨年の衆議院選挙において富山県第3選挙区から当選された橘慶一郎代議士をお迎えし、『市役所から見た国〜いかに経営するか〜』というテーマで約1時間の講演を聞かせていただきました。その後質問および意見交換タイムを約30分ということで、大変お忙しい中で1時間30分ほどの貴重な研修会になりました。
実は、橘代議士とは先週の会派視察の折にもお会いしており、衆議院予算委員会において、ちょうど今開催されている冬のオリンピック日本代表の国母選手の服装問題や、高校授業料の無償化問題についてとりあげられているタイミングでの予算委員会の傍聴もさせていただいたところでした。
さて今回の研修会で、私なりの記憶に残った事柄について(いただいたレジメ4項目)ということになれば・・・
1、はじめに〜「高岡市役所」で取組んだこと・・・においては、市債残高の縮減と財政規律の確立ということでは、職員数による人件費の影響がおおきく、市債残高をこれ以上増やさないということから考えれば、今後の高岡市は基本として400億で運営していかなければならない・・・そのための事業の選択
2、16年ぶりに国に出てみて・・・においては、「タコツボ化」する役所ということで、省庁間での俗に言う縦割り行政感と肥大化する内閣府(司令塔)の問題
3、何をなすべきか・・・においては、民主党政権においてもマニフェストに載せた事業全体をやろうとして44兆円の借金を費やする事は・・・いかがなものか?・・・じゃあ何と何を実行するのか。ということに責任を持って取り組むべきである。
4、まとめ・・・では、国民の皆さんが貯金をして国債を買っている。・・・これでは国の借金は減らない・・・1400兆円のお金を動かすこと・・・日本をどんな国にすればよいのか?
質問タイムにおいても、我々の質問に自論を交えて切れ目なく答えを聞かせていただける、そんな橘代議士に参加者全員期待を膨らませた研修会となったような気がしました。