更には、8時20分に和田川における水位が避難判断水位に到達したことから「高齢者等避難」を発令。 以降 小矢部川や土砂災害警戒地区における避難指示を発令し、市全体で8箇所の避難所に最大153人の方を受け入れております。
こうした災害時における応急対応に関しましては、これまでの被災体験や能登半島地震での避難に関する教訓がある程度反映されているものと感じておりますが、地球温暖化の影響なのか雨災害時における降雨量は増加の一途をたどっており、既存設備や施設では(容量オーバーにより)対応できないケースが増えるのではないか?・・・と危惧しております。
加えて今回の大雨では潮位(高潮)の関係もあり、海岸沿いの地区においても浸水被害が発生しており、全市域で何らかの影響があったものと想像できます。
現在、大門地区においては「和田川浸水対策基本方針」に基づき3号水門(緑ヶ丘)の改修からの整備を進める予定ではありますが、今回の大雨で3号水門や2号水門(幸町)の市街地側において、仮排水が追い付かず市道が冠水するなどの被害も出ている状況でして、仮設ポンプによる排水はどれだけの降雨量まで対応できるのか?・・・検証しておくことが重要であると感じております。