2025-07-21
令和7年6月定例会 予算特別委員会における質問
今回は大項目で4点の質問をしました。その主なものを記載します。

質問項目1
補正予算 歳入 第15款 「物価高騰対応重点支援地方創生 臨時交付金」について 
【質問】
今回は歳出において、昨年の定額減税補足給付金(不足額の給付)として活用される。・・・との説明であったが、本市におけるこれまでの「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」の活用法及び効果・・・について、財政課としての見解を問う。
【答弁:堀川財政課長】
  この交付金に関する推奨メニューの活用状況に関しては、令和5年度国の補正予算分で1憶8,300万円余り、令和6年の補正予算分で2億1,900万円余りであり、合計計約4億円を計上しており、 その活用法としては、学校給食費などでの食材費高騰支援事業を実施してきたほか、福祉事業者や交通事業者 農林水産事業者などに対して、電気代や燃料費の緊急支援などを行ってきた。
  また、その効果という事に関して 例えば、給食食材費の高騰支援事業においては、食材費が高騰する中、単に保護者に追加負担を求めるのではなく、栄養バランスの取れた給食を提供するとともに、子育て世帯の経済的支援に繋げることが「効果」というふうに認識している。



質問項目2
補正予算 歳出 第8款「地域ぐるみ除排雪促進費」について

 【質問】
予備機械として待機させているショベル機を(ショベル機の故障等による交換状況が無ければ)大雪などの緊急時に、必要とされている地区へ、事前申し込みや講習会参加などが必要ならその態勢も整えることなどを条件としたうえで、貸し出しはできないものか?

【答弁:山下道路課長】
  事前に協定書などの必要書類などの提出が必要であり、現時点では難しいものと考えられる。
  但し、大雪時などにおいて既存の消雪設備の水の出が悪い場合などにおいては、現地を確認したうえで、必要に応じて臨時的な機械除雪での対応も考えている。


質問項目3
和田川の浸水対策について

【質問】
予定では、昨年 緑ヶ丘地内で緊急的な水位上昇時に備えるべき、排水ポンプ用の電源確保と仮設ポンプの仮配置が実施されたが、今年度は幸町地内でも(私が現地を見たところ)同様の対策が取られたのではないか?・・・と思うが、こうした排水設備に関する緊急時での管理体制はどのようになっているのか?

【答弁:中村河川港湾課長】
   ポンプ設備の配置は6月中旬から11月初旬を予定し、緊急時の対応として、和田川本江水位観測所の水位状況や監視カメラ・水位センサーによる確認を行い、必要に応じて仮設ポンプを稼働させる予定としている。


質問項目4
「農地バンク」と「田んぼダム」について

【質問】
「農地バンク」は安倍政権が掲げた「攻めの農業」の目玉政策として、分散化された農地を集積し、農業経営を拡大したい担い手に利用させて、農業の効率化により収入増を図ろうとするもので、平成26年から始まった・・・と記憶しており、一般的には賃借期間設定を10年とされた方が多かったのではないか?
昨年あたりから、賃借制度の更新が始まっているのではないかと思うが、本市における「農地バンク」への加入率及び更新時における課題等について見解を伺う。

【答弁:野崎農林水産課長】
  現在の加入率に関しては、令和6年で46%と約半分の面積が中間管理機構を活用しており、県平均が24.7%であることから本市の加入率は高い状態であり、法の改正などにより、令和7年4月以降の活用率は上昇していくものと考えている。
  課題としては、貸し借りの更新を迎える中、耕作しにくい農地などは借り手が契約を更新しないケースが発生していることは承知している。
また、担い手の不足や高齢化により、余力がないことが主な原因と考えられる事で、農地が耕作放棄地となる事は好ましくないと考えている。





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2025-10-21 06:11:54 更新