能登半島地震
「天災は忘れたころにやってくる」 科学者で随筆家の寺田寅彦の言葉。
| △鳥居が倒壊した神社 |
令和6年1月1日 PM4時10分
「能登半島地震」は突然やってきました。
地震発生時には、私自身も櫛田神社へ初詣においでになる参拝者の皆さんを、本殿でお迎えしている折の出来事であり、これまでに経験したことのない揺れに大変強い恐怖を感じた次第であります。
この地震の後も余震は続いており、今後も警戒を怠らず、万が一再び大きな地震に遭遇した場合、身の安全を第一に考え行動することが大切だと考えます。
今回の地震では揺れの大きさもさることながら、大津波警報が発表されたことで、市役所本庁舎への避難者が一時1,000名を超え、交通渋滞を引き起こした一因になったのではないか? とも言われております。
市においては被害状況の把握に努め復旧作業を急がねばなりませんが、今回の地震では各地で液状化現象による道路の陥没や路盤面の隆起、がけ崩れや断水などが発生しました。
冬の時期だけに、今後の降雪時には機械除雪に与える影響や融雪設備における配管漏れなどが無いか? 被害の全体像を把握し二次災害が起きないよう注意をしながら、計画的な復旧に努めなければならないと考えます。
| △倒れていた 空き家の灯油タンク |
地震が発生した翌日、大門地区の各避難所を回って、緊急備品の不足等を含めた状況を確認すると同時に、各消防団屯所を訪ね、地区巡回で確認されている被害状況についてお聞きしてきました。
その結果 特に緊急性を要する問題点はありませんでしたが、地区回りの途中で声をかけられ相談されたことで、新たに気付いた点が一点ありました。
それは空き家の灯油タンクが今回の地震で倒れ、灯油が漏れているようだ? というものでした。 私も近寄ってみたところ「油臭かった」ので、消防・大門出張所の方に応急処理をしてもらい、(倒れにくいように)仮置きし直していただきました。
市内での空き家は増加中で問題点も多いかと思いますし、これからが本格的に寒くなる厳冬期を迎えることから、今回のような災害時には近隣とも声を掛け合っていただき、安全性の確認とともに危機を乗り越える「地域力」が大切なのでは! と、改めて感じた次第です。
| △地域住民の協力で、実施された液状化現象による土砂の撤去 |
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