2019-05-15
平成31年3月  地方議員研究会 「地域公共交通網形成計画について」に参加して
講師 : 早稲田大学スマート社会技術融合研究機構 電動車両研究所 研究員 客員准教授 井原雄人氏

△座席の関係で判りやすい写真ではありませんが、中央奥が井原講師

平成26年8月に「都市再生特別措置法」(立地適正化計画)、11月に「地域公共交通活性化再生法」(地域公共交通網形成計画)が改正され、生活拠点などに、福祉・医療などの施設や住宅を誘導し、集約する制度や、地方公共団体が中心となり、まちづくりと連携して面的な公共交通ネットワークを再構築するための新たな仕組みについて検討されるようになり『立地適正化と網形成計画はまちづくりの両輪』と考えられる。・・・とのことである。

そこで講師は「地域公共交通に求められる役割と効果」として、次の四項目に集約できるとしている。
1、地域住民の移動手段の確保
運転のできない学生・生徒や高齢者、障害者、妊婦等の交通手段の確保
2、コンパクトシティ+ネットワーク
諸機能が集約した拠点同士、あるいは拠点と居住エリアを結ぶ交通手段の提供
3、人の交流の活性化
観光旅客などの来訪者の移動の利便性や回遊性の向上により、人の交流を活発
4、まちのにぎわい創出や健康増進
外出機会の増加によるまちのにぎわい創出や、「歩いて暮らせるまちづくり」による
健康増進・・・等など。


3月定例会の「市長提案理由説明」において、夏野市長は『新年度においては、市民生活に密接に関わる施設の整備、改修に着手するとともに、「総合計画後期実施計画」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」、「都市計画マスタープラン」をはじめとした、本市の今後のまちづくり・ひとづくりに関する多くに計画の策定や見直しに取り組む。』とされております。

そうした中、まちづくりの基本方針「潤いのある安心して暮らせるまち」において、都市計画マスタープランとの整合性を図りながら、「小杉駅周辺再開発」の策定に着手するとともに、急速な都市のスポンジ化が危惧される太閤山地区における「リノベーション計画」の策定に向けた意見交換会の実施。

また、将来にわたり持続可能な公共交通網を具体的に構築していくための「射水市地域公共交通網形成計画」の策定。

加えて、この策定に合わせて、小杉駅及び越中大門駅を中心とした、市民生活の足となる「自転車の活用方法や観光事業への展開」についての検討。

さらに、生活環境の充実と言う事で、越中大門駅周辺の安全性を一層高めるための「駅前広場及び都市計画道路駅前線の整備」・・・等など。

まさに、先にお聞きした「地域公共交通に求められる役割と効果」をしっかりの検討しながら「潤いのある安心して暮らせるまち『射水市』」の構築について考えなくてはならない。・・・と感じた次第です。


△アムステルダムの自転車道路(赤い部分)

以前に(私が)参加した「全国市議会議長会 海外視察」で感じた事との比較をしてみると

前ページでも記載をしましたが、今定例会(31年3月)における市長提案理由説明では、夏野市長が、『射水市地域公共交通網形成計画の策定に合わせて、小杉駅及び越中大門駅を中心とした、市民生活の足となる「自転車の活用方法や観光事業への展開」についての検討。』をする旨の説明をされました。

平成26年の10月「海外都市行政視察団」欧州コースに参加した時、「自転車を中心にした街づくり」で世界的にも有名な都市 オランダ ハウテン市での視察を思い出しました。

ハウンテン市ばかりでなく、訪問した欧州の多くの市に言えることかもしれませんが、日本にはない「歴史のつながり」を強く感じた事であり、その代表たる想いは、この街(ハウテン)を築きあげてきた1970年代からの都市計画がDalen(ダーレン)副市長さん曰く、その当時において『明確なビジョンを議会がもっていた事こそが、この「特色ある街づくり」が成功した大きな理由である。』の一言であった事を思い出した次第です。


先の、地方議員研究会「地域公共交通網形成計画について」においても

井原講師から「交通分担率と健康の相関」と言う話を聞いております。

交通分担率と糖尿疾患者数との比較(H 22年 全国都市交通特性調査および為本浩至氏「肥満と糖尿病」より)において、自動車の分担率が高い(=歩かない)ほど、健康は悪化する❗・・・との事。

地域特性に合わせた多様な交通サービスの組み合わせ(今回の市長提案理由では「市民生活の足となる自転車の活用方法」もその一つであろうかと思います)と言う事について、本市においては何処までのバラエティー(種類)な交通サービスが提供できる(必要とされる)のであろうか?

射水市議会としても、市民の皆さんの利便性の確保と健康維持策としての将来像を多方面からしっかりと検討していかねばならない。・・・と改めて感じている次第です。


こうした事に関係もあり、3月定例会(予算特別委員会)において「越中大門駅周辺の整備と公共交通(自転車の活用も含めた)の充足について」と言う事で、
・都市計画道路駅前線を含む大門駅周辺の整備について
・市道「大門針原線」(大門高校前の通称6号線)の歩道整備について
・大門駅につながる県道(小杉大門線の堀内地内や高岡青井谷線の大門本江地内)の歩道整備について・・・等などの質問を行いました。

詳しくは、議会ホームページ「議会のインターネット中継」でご確認ください。



△市道「大門針原線」(右奥が大門高校)の歩道整備
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2019-07-11 21:47:09 更新