2015ǯ03
1234567
891011121314
15161718192021
222324252627
3031




カテゴリ
01 視察・研修報告(67)
02 射水市議会報告(48)
03 市政報告会(32)
04 後援会活動(28)
05 私の関心事(51)
06 スポーツ(少年団)(43)
07 ひとりごと(110)
08 南郷の里山を考える会(39)
09 平成25年11月選挙(15)
10 平成29年11月選挙(1)
11 令和3年11月選挙(8)

NEW
2025-01-09 11:08:47
□令和5年12月定例会 会派「自民射水の会」代表質問
2024-12-31 16:35:43
□令和5年9月定例会 一般質問
2024-12-31 15:54:14
□私のレポート原稿 Featured topic(特集)から
2024-12-21 16:58:40
□令和5年7月の豪雨災害に関して!
2024-01-09 07:00:10
□会派「自民射水の会」代表質問
TOPへ
2015-03-29 15:12:40
宜野湾市「普天間基地」を高台から眺めて
平成26年11月6日(木)

アメリカ軍海兵隊の飛行場で、嘉手納基地と並んで沖縄における拠点基地であり、基地の周りに住宅地が密集していることから「世界一危険な基地」とも言われている「普天間基地」を嘉数高台公園(かかずたかだいこうえん)から眺めてきました。

自民議員会としては、今春「自衛隊支援有志の会」が発足したことを契機に、国防についての研修の一環として「在日米軍の重要性についての認識を深めるため」普天間基地への立ち入り視察を希望したのですが、残念ながら許可を頂けず、基地を一望できる嘉数高台公園での研修となったところです。

嘉数高台公園は、沖縄戦地の激戦地で、今でも日本軍が使用した「トーチカ」があり、戦争について学べる場でもあります。公園の頂上部には世界平和を願う地球儀をイメージした展望台があり、そこからは那覇市や浦添市、遠くは読谷村まで見えるそうでして、普天間基地も一望できる場所で有名です。

この日も、我々以外に多くの修学旅行中の生徒さん達が訪れられており、観光ボランティア?の方からの説明を聞いておられました。

我々は沖縄防衛局の真鍋総務部長さんから「普天間基地」の概要をお聞きし、担当の本田さんから図面などで示して頂き、高台から見える「基地」を比較しながら説明を伺う事が出来ました。

基地内には2,700mの滑走路をはじめ格納庫や整備工場、そして海兵隊員の宿舎などがあり、基地全体の面積が宜野湾市の24%を占めている。
との事でした。

また、旧式となった輸送用ヘリコプターに変わり話題の「オスプレイ」が配置された事により、給油無しでも九州(鹿児島辺りまで)までの飛行(往復)が、空中給油した場合には大阪辺りまでの飛行が可能だとか?

こうしたことなどから、万が一の災害時における救援物資などの移動や離島などにおける救急患者の搬送などでも「オスプレイ」効果を発揮できるのではないか。
との事でした。

私もこの事に関連して一点の質問を致しましたが、輸送用ヘリコプターに変わり「オスプレイ」が配置されたところであるが、この飛行継続可能距離及び輸送能力のアップという事で、沖縄の米軍基地を起点としてとらえた場合の尖閣諸島を含む台湾及び中国本土方面への影響範囲はどこら辺りまでと考えられるのか?

との質問に、単なる飛行可能範囲という事で有れば「尖閣諸島は元より台湾は全土、中国大陸の一部(沿岸部)までが考えられるが、それはあくまで、沖縄を中心に円(飛行能力の)を描いての事でして・・・?」
との事でした。

基地内の駐機場には、話題の「オスプレイ」も並んでおりましたが、離着陸する様子はなく、時折小型のジェット旅客機が着陸するだけでしたが、その進入角度と方向はまさしく我々の居る嘉数高台公園のすぐ横辺りでして、周りの住宅地密集地のすぐ上といった状況からして「世界一危険な基地」とも言われている現状を実感してきました。
2015-03-29 15:10:27
平成24年度に「全国豊かな海づくり大会」が開催された『糸満市』を訪ねて
平成26年11月5日(水)

糸満市は那覇空港からは小禄バイパス、豊見城道路と続く国道331号線を使って約20分で市役所までいける、沖縄本島の最南端に位置する人口約6万人の市です。

「海人」を何と呼ぶか?
一般的には「あま」と言い、海に潜って貝類や海藻を採集する漁を職業とする
人の事で、古くは漁師全般を指していた(Wikipedia)とのことであ
りますが、沖縄では「海人」を「うみんちゅ」と呼び、方言の直訳で「海の人」
となり、漁業など海の仕事に従事している人を指しているとのことです。

糸満市が「海人(うみんちゅ)」発祥の地と言われており、市では水産分野を
所管する課の名前を「海人課(うみんちゅか)」とされているそうです。

事前にいくつかの質問項目を提示しておりましたので、それにお答え頂くとい
った形式で説明を頂きました。

【質問】「全国豊かな海づくり大会」の主催は県だと思うが、メイン会場の所在市としての関わり方について?

【回答】式典行事、放流・歓迎行事については、全て県の実行委員会が行っている。
    市は式典会場の使用許可を与えただけで、市の負担金などもない。
    
関連行事については、南部地区推進協議会(糸満市を含む関係15市町村の関係団体で構成されている)が主催者となり、組織内の15市町村に負担金を割り当て、県の実行委員会を共催者とした。

【質問】大会の前年や当年の市の組織をどのようにされたのか?

【回答】前年度当初(平成23年4月)に担当副参事ポスト(1名)を新設すると共に、担当職員(1名)を県に派遣。
    臨時職員1名を事務補助員として増員。(23年5月)
    24年に入り、臨時職員を3名に増員。

    24年度から職員を3名増員。
臨時職員3名の内、1名は事務補助員。残り2名をキャラバン隊員と する。
キャラバン隊長を別途委託。(公募であったが、職業的適任者応募あり)

【質問】関連行事における糸満市の関わりについて

【回答】関連行事は、企画展示、体験コーナー、飲食・物販、ステージ・イベントの4コーナーで構成。

関連行事では、糸満市(南部市町村)の水産、物産、芸能などを県内   外来場者やテレビ放映で伝えられ、大会終了後には関係者や市民の方から「素晴らしかった」との声を聞きく事ができ、主体性が十分発揮できたと感じている。

【質問】大会を迎えるまでの事前PR活動や気運の醸成のための事前の環境整備についての取り組みは?

【回答】平成24年度に入りキャラバン隊を結成し、小中学校、幼稚園、保育所、市町村、テレビ・ラジオ局、各種イベントなど210カ所を訪問。

    学校名を表示したプランター約4,500鉢を小中学校で育成してもらい沿道修景した。

    実施本部の役員として基本的に全職員を配置。

    関連行事の舞台に多くの市民を出演させると共に、糸満市物産展フェアーを共同開催させて、企業の出店展を促した。

【質問】大会開催の効果は?

【回答】市としては、大会を通じて幾度となく糸満市をPRしていく事が出来たと思う。
    特に、放流歓迎行事においては、両陛下ご臨席のもと「糸満ハーレー」を披露し、全国中継によりPRできたことは多くな成果だったと思う。
    
    何よりも、市民の多くの方に関わって頂き、来訪者を心より歓迎し、祭りを楽しんで頂けた事が良かったと思います。

等など、という事でありましたが、最終的には『地元(糸満市及び南部地区推
進協議会)が盛り上がらない事には、大会全体が盛り上がらない』という事だ
ったと感じております。
2015-03-29 15:05:52
沖縄電力「吉の浦火力発電所」を訪ねて
平成26年11月4日(火)

吉の浦火力発電所では、電力の安定供給と地球温暖化防止に向け温室効果ガス削減を図る事を目的に、沖縄電力初の液化天然ガス(LNG)を燃料とするコンバインドサイクル発電方式を採用され、平成24年11月に1号機(251MW)、平成25年5月に2号機(251MW)が運転開始されている発電所です。

新聞報道などで皆様ご承知の通り、北陸電力では富山新港火力発電所(射水市堀江千石地内)石炭1号機をリプレース(更新)し、CO2排出量を大幅に低減できるLNGを燃料とする初の発電設備(424.7MW)を導入する計画が進んでおり、来年度には建設工事の着工、運転開始予定が平成30年度と予定されておりますので、直近に完成した同一の発電方式(コンバインドサイクル発電方式)であると同時に、立地場所と民家が比較的近いとされる「吉の浦火力発電所」の視察を実施したところであります。

LNGコンバインドサイクル発電とは、LNGの燃焼ガスの力で回すガスタービンと、その排熱を回収して回す蒸気タービンを組合わせた「熱効率の高い複合発電方式」で、エネルギーの無駄が少なく同じ量の燃料からより多くの電気を作る事が可能で、その結果としてCO2排出量が抑えられる事になるのだそうです。

因みに頂いたデータでは、LNG(液化天然ガス)は燃焼ガスとしてのCO2排出量が石炭の40%減、石油の25%減(但し、石油は石炭の20%減)と少ないうえに、その主成分であるメタンガスを液化する(マイナス162度まで冷却)過程において、大気汚染や酸性雨の原因となる不純物となる炭酸ガスや硫黄分などを「ほぼ100%取り除く事が出来る」環境にやさしいクリーンな燃料とされております。

施設内見学において私の目に着いたのは、タービン建屋はさほど大きくないのですが、LNGの貯蔵タンクの大きい事(吉の浦には高さ約49mの14万㎥級タンクが2基)と、敷地内(3・4号用地としての空き地)にマルチタービンの発電所が建設中だった事でした。

そうした事もあり施設見学後の質問をさせて頂きました。

【質問】見学をさせて頂いた施設において、貯蔵タンクが想像以上に大きい(新港火力の貯蔵タンクは高さが60mを越える18万㎥級1基)と感じている。
説明時において建屋の外観などには世界遺産である「中城城跡」の色合いも考慮されたと説明されたが、(これだけ目立つ)貯蔵タンクを(地震災害時における安全性の確保は当然の事として)半地下式などに検討された経緯はないのか?

【回答】そうした検討は無かった。
    構造的には、西日本における同様施設のタンク形式がここと同じ「プレストレストコンクリート、地上式」であり、将来の保守点検などということから考えても、妥当な構造と考えている。

【質問】LNGタンクのところに「ここは海抜3m・津波に注意」の看板があったが、マルチタービンの発電所が建設されているところは、現在の敷地地盤よりさらに(私の視た目で3mほど)盛土をされて建屋の建設がされているが、マルチタービンの発電所は災害時での津波対策を想定されてのものなのか?

【回答】この施設(吉の浦火力発電所)自体の計画は平成14年に中城村の誘致要請から始まり、平成19年からの工事着工、平成24年11月の1号機運転開始となっており、マルチタービン発電所の建設は東日本大震災(平成23年3月)以降の対策としての一面も当然あるが、災害時ばかりでなく、この発電所への燃料が(突発的な事も含めて、もちろんLNG以外の燃料でもOK)いかなる状況にも対応でき、必要最低限の電力供給(吉の浦火力発電所として送電すべきエリアの)である3万5千kwの発電が出来る設備として建設されている。

    ・・・との事でした。

富山新港火力発電所においてこのLNG発電設備が完成すれば、燃料としてL
NG、石炭、重油、原油とバリエーションが増えるわけでして、そうしたなか
で効率性に優れかつ環境に配慮された安定した電力供給が出来る事を願うとこ
ろです。
JDM
                                高橋ひさかず  〒939-0413  富山県射水市串田8043  TEL/FAX:0766-54-1735