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2016-11-08 16:08:04
射水市「サクラマス市場化推進事業 笹部会」視察 飯山市「北信州森林組合・飯山支所」を訪ねて】
平成28年7月1日(木)

参加者:南郷の里山を考える会

 顧 問:池田國男、事務局長:高橋久和

昨日の「ものずき村」に引き続き、やはり昨年より「笹の葉」の収穫に取り組んでおられる「北信州森林組合」を訪問しました。


こちらで収穫された「笹の葉」は、「(株)小林多男商店」で買い取りをして頂いているそうです。

「長野県産 笹の葉 買い取ります」と表記されている信州森林組合員さん向けのパンフでは、小林商店は「笹の葉やモミジ、朴葉や柏葉などのつま物からクルミや栃の実などの木の実」を、全国に届けている長野市の会社だそうで、「笹の葉」に関しては、北海道から青森、秋田、山形、新潟など東北一帯の生産者から、年間5,000万枚を仕入れている実績があるのだそうです。
(昔は、ここらでも笹の葉の採取をしていましたが、近年は東北が中心になって行ったとか。でも震災の影響もあってか昨年から地元産の話が・・・?)

長さ27cm以上、幅7cm以上の物で斑点や虫食いの無い物を、50枚一束として輪ゴムで束ね(こちらでは、ふき取りなど市内で、摘み取ったままの状態で)、2円 / 1枚で買い取っていただけるそうです。(但し、持ち込まれ一旦保管しておられる森林組合さんでは、やはり冷凍庫での保管をされておりました)
昨年の実績としては、飯山支所管内でお二人の方から約3万2千枚の出荷があったそうです。

説明を頂いた北信州森林組合 総務課長の田中さんのお話では、当森林組合の中でも(地名を言われたのですが、聞き取れませんでしたが)『○○より北の地区での「笹の葉」はこの規格より大きい物が多いが、南の地区では笹自体の生育もあまり芳しくない。』との事でして、その理由としては、やはり降雪量が関係しているのでは?とのこと。
『「北信州森林組合」の中でも南と北とでは、冬場の気温はさほど差が無いが降雪量は違っていて、北の岳北地区では積雪により笹が被圧され倒れてしまい、翌年に生えてくる笹は全て新芽のものとなる事が多い』との事でした。

また、昨年収穫された約3万2千枚の「笹の葉」の収穫地は、民家の裏の畑で広さ的にも狭いものである。との説明を頂き、現地視察をさせていただきました。


「笹の葉」の収穫者である佐藤さん宅を訪ねて、住宅の裏山にある畑地に案内をいていただきましたが、畑地と住宅の間には用水が流れており、畑地の中央では作物(ナスやきうり)が育てられ、そしてその畑地の両側は(たぶん隣地だと思いますが)杉などの高木が光をさえぎるくらいに大きく育っているような比較的傾斜の強い斜面の畑地でした。

お聞きしたところによると昔はこの傾斜地全体が畑地でありましたが、農作物も自家用としてはそれほどの面積もいらなくなり、周りから「笹」が生い茂ってきて「困っていた」そうです。

 昨年、「北信州森林組合」での「笹の葉」の買い取りの話を聞き、どれほどとれるものかわかりませんでしたが、「週に2〜3回のペースで収穫した結果、家のすぐ裏の畑と言う事もあり、思ったより多くの枚数をとれたと思う。」との事でした。

この佐藤さん宅の「笹畑」の広さと言えば、約600?程度でして、畑全てで「笹の葉」を採集しておられるのではなく、取りやすい場所(生育の良い場所)から順にとり、収穫時期を2回に分けて(1回目でまだ早いものは残して)とっておられるとの事でした。

今年も御近所の方とお二人で「笹の葉」の収穫をされているそうで、昨日も約2時間ほどで1、100枚(22束)ほどとり、乾燥するからと濡れタオルを掛けて保存されていた「笹の葉」も見せていただきました。


佐藤さんの裏の畑でも、畑地への光をさえぎる高木はなく(両側は林状態でしたが)、方向は分かりませんでしたが(多分南向き)日当たりも良く、水はけのよい傾斜地だったと感じております。

ただ、どうも我が地(射水市内)の「笹」とは品種的には同じでも、DNAが違うのでは?と感じてしまうくらいに、茎の太さや背丈の高さの違いが気になっております。
2016-11-08 16:00:57
射水市「サクラマス市場化推進事業 笹部会」視察 魚沼市「ものずき村」を訪ねて】
平成28年6月30日(木)
参加者:南郷の里山を考える会
 顧 問:池田國男、事務局長:高橋久和


射水市より約4時間(昼食をはさんで)、「地域の交流の場を創出し、高齢者の知恵を活かした地域活動」への取り組をされている『魚沼園芸、ものずき村』を訪ね、昨年からの取り組みとしてはじめられた「笹の葉」の収穫から保存、そして販売への取り組みについて、現場の視察と聞き取り研修をさせていただきました。


先ず、魚沼市の中でも「ものずき村」のある山の麓の地区自体が、本市に比べ自然環境に恵まれ、笹に限らず「山の恵み」を身近に感じて生活をされている地区なのであろうと感じました。

現地視察させて頂いた「笹の葉」の収穫地は、自動車が一台やっと通れるような山道(舗装はされておりましたが)を約2kmほど登った、農業用ため池近くの傾斜地で林道脇にあり、比較的容易に収穫できる場所の一つだそうです。

この傾斜地は(お尋ねしたところ)ほぼ南向きの斜面で、日陰を作るような高木樹の林内ではなく、背丈の低い雑木(草)交じりの斜面であり、林道から溜め池の堤防下に向け、比較的「水はけ」が良いのであろうと推察できるような地形だったと思います。

また、土壌の栄養分も豊富なのか、笹の茎の太さや背丈も本市の笹に比べ、太く高い物が多く、かつ1年物(以前の本市内現地視察時に、県森林研究所 長谷川上席専門員からその見分け方を教えて頂いていたので)の「笹」が多いと感じました。

なぜ、1年物が多いのか?と言う事に関しましては、ここらあたりの積雪量が3m前後あり、古い笹自体が雪の重みで押しつぶされてしまう事から、古い笹の茎より芽吹く「2年目の笹」より、春先に新しく芽吹く1年物の方が多いのでは?とのご意見を頂きました。


「笹の葉」の収穫は6月から(今年は暖冬の影響もあって?5月末からだったとか)7月の中旬くらいまでの約一ヶ月半ほどが適しており、一本の茎より芽出る葉が約5枚、その内の2〜3枚を取るのだそうでありますが、早摘み(若青葉)の葉は収穫後に丸まってしまうので適さず、7月中旬以降の葉は縦割れ(繊維方向の割け)しやすくなるのでこれも適さないとの事でした。


「ものずき村」では、摘み取り後の「笹の葉」を濡れタオルで拭き取り(表面に大気中の汚れが付いている場合があるとの事)、その大きさ別に大・小(基準となる定型版あり、受け入れ価格は同額)二つに別け、50枚を一束として二束(100枚)づつで輪ゴムで束ね、冷凍庫に入れて保存をしているそうです。

冷凍庫(日本政策銀行からの補助融資で購入された?とか)での保存状況も見させていただきましたが、「昨年からの取り組み(笹の葉の収穫自体が)のため、どれくらいの期間保存できるかは、不明?」との事でした。

現在は、業者さん(どうも「笹団子」用に使われているらしい?)からの引き合いが順調に入り「冷凍庫での長期保存しておく必要もない。」と言う事です。


昨年は「笹の葉」の摘み取りに出役頂いた人が約20名で、約26万枚を収穫し収入額が約60万円(2円50銭 / 1枚)あったとの事でして、今年は収入予定額を100万円と想定し、40万枚の収穫を目標として事業の拡大を図られましたが、現時点では(予定ではもう2週間ほどの期限があるので)今シーズン思っていたほどの実績があがっていないそうであります。
その原因のひとつには、昨年から「笹の葉」摘みを始められた結果、同じようなメンバーで作業を行っている関係上、摘みやすい場所(それぞれの人で違ってはいても)が昨年と変わらず、笹の生育状況が昨年より悪かったのではないか?との事でした。

地区内では山林部が多いため笹はどこにでもありますが、摘み取り作業をしていただける方の高齢化を考えれば、家の近くで比較的積みやすい場所での収穫が今後とも続くのではないかと?との話も出ておりました。


笹山の現地視察からの帰り道、山道沿いの「ワラビ畑(人工管理の)」や「ブルーベリー畑」桐の木を抉っての「ミツバチの巣箱」などの説明も受けましたが、(ものずき村の)仲丸村長さん以下、会員(現在登録者は約200名ほどとか)の皆さんの「高齢者の知恵を活かした地域活性化」と言う事に対する熱き想いを感じ取れた現地視察だったと感じております。
2016-11-08 15:53:15
平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
平成28年4月21日(木)

視察先:広島県福山市
議会事務局 議事調査課長 北川 光明 氏
        企画政策課 課長補佐   神原 明子 氏
              主事 景山 克行 氏 主事 丑田 光毅 氏
 
調査研究テーマ:「連携中枢都市圏の形成について」

本市において、県西部5市による「富山県西部圏域連携都市宣言」後、観光や防災、医療や公共交通ネットワーク強化、地域経済の活性化などに取り組むとされているが、我が会派の1月研修会において、総務省自治行政局市町村課 課長補佐 小牧 謙太郎 氏から「連携中枢都市圏の形成について」のレクチャーを受けた際、先進地の視察先としてご推薦を頂いた「備後圏域連携協議会」の連携中枢都市である福山市を訪ねた。

備後圏域には広島県の4市2町、岡山県の2市が含まれており、県境を越えての圏域ではあるが、日常生活圏や経済圏が重なる事や歴史的な背景による地域としての結びつきが強いとの事であった。

構想の内容は、地方の人口減少に歯止めをかけるべく、地域経済の活性化、都市機能や住民サービスについて自治体間での連携を深め、役割分担をして取り組むことでより一層効果的なものとする事を趣旨として策定されており、備後圏域の中での連携中枢都市である「福山市」のリーダーシップを強く感じた次第です。

県西部5市による「西部圏域連携都市」構想では、本市と高岡市が連携中枢都市であり、連携都市構想の中での役目が大切になるであろう!と改めて感じた次第です。
2016-11-08 15:50:57
平成28年4月 会派視察 広島県 福山市を訪ねて
平成28年4月22日(金)
視察先:広島県福山市
 経済部産業振興課 課長 佐伯 隆司 氏  

調査研究テーマ:「福山市ものづくり交流館の視察」
 
この交流館は、ものづくりを通じて活動等の振興及び市民交流を促進することを目的に設置され、平成26年より指定管理者事業を受託し運営されている。
 
駅前の集客施設(複合施設 エフピコRiM 7階)と言う立地条件を活かし、市民が交流をしやすく、大学や企業とも連携しやすい施設、さらにはまちづくりに関する市民の活動拠点として活用されるように努められているそうである。(4月のものづくり講座は20回予定)
2016-11-08 15:47:59
平成28年4月 会派視察 鳥取県 境港市を訪ねて
平成28年4月20日(水)

視察先:鳥取県境港市
 議会事務局  川端 局長  係長 吉田 光寿 氏
       水産課    松本 課長  池渕 氏
鳥取県 水産試験場 宮部 氏   大田 氏

境港管理組合 港湾管理委員会 事務局長 細羽 忠志 氏
               総務課課長補佐 丹田 昭浩 氏

調査研究テーマ:「漁港における漁獲量などについて」

射水市(富山湾)での漁法と言えば「定置網漁」と答える人が多いと思うが、堺港での漁法はマアジやマサバ、マイワシやブリ類のまき網漁が主であるとの事。
この他、ハタハタやアカガレイ、マダラ等は沖合底曳き網漁で行われており、定置網漁の割合が本県に比べ低いのが現状。
但し、小型定置網は2012年までは2経営体であったが14年からは4経営体と倍増になっているとの事であった。(資源保護の観点からなのであろうか?)


本市の新湊漁港では今期深刻な不漁に悩まされた。
堺港における今期(2015年)の漁獲量には大きな変化はなかったが、平年に比べ11月に多く漁獲されたのが特徴であったとの事である。

これは島根沖冷水が離岸傾向にあり、沿岸水温が高めに推移したことによるものと推測され、特にブリ漁に関しては能登半島沖合域を通りすぎてしまった結果としての影響があったものと考えられている。

また、堺港でも「ホタルイカ」の水揚げはあるが、加工場設備が無く、主として北陸(業者対応なので、富山県なのかは不明)方面への出荷になるとの事であった。


調査研究テーマ:「クルーズ船の状況について」
 
堺港は古くから韓国との航路があり、現在も韓国航路(境港〜釜山)が週4便、韓国・ロシア航路(境港〜東海〜ウラジオストック)が週1便、中国航路(境港〜上海)が週1便あり、物流および人流が盛んな港である。
 
加えて近年、大型クルーズ客船の寄港が急増しており、実績ベースで2010年に年間10回だった寄港回数が、2015年には寄港23回、乗客数19,429人にも達し、2025年での寄港回数目標を年間58回とされている。(うらやましい限りである)

クルーズ客船の寄港が急増した訳は?と言う質問に、やはり船会社や旅行社に対する誘致活動が功を奏しているとの事(担当者は市長ではないとの事)であったが、乗船されている客層に由っての対応が必要だとか?

具体的には、中国系の方は買い物系。
欧米系の方は日本型の観光地(松江城や出雲大社、あだち美術館など)が主流であり、半日以上の行程場所は不人気との事であった。

 本市においても、トップセールスによる誘致活動がされているはずではあるが、近年のクルーズ船の大型化に対応できる岸壁の整備などができなければ、受け入れ客船の大きさによる万葉埠頭との差別化を図るべき(もちろん港湾管理者である県との協議を経てではあるが)ではないか?と強く感じた次第です。
JDM
                                高橋ひさかず  〒939-0413  富山県射水市串田8043  TEL/FAX:0766-54-1735