2017ǯ06




3
456789
11121314151617
18192021222324
252627282930

カテゴリ
01 視察・研修報告(67)
02 射水市議会報告(48)
03 市政報告会(32)
04 後援会活動(28)
05 私の関心事(51)
06 スポーツ(少年団)(43)
07 ひとりごと(110)
08 南郷の里山を考える会(39)
09 平成25年11月選挙(15)
10 平成29年11月選挙(1)
11 令和3年11月選挙(8)

NEW
2025-01-09 11:08:47
□令和5年12月定例会 会派「自民射水の会」代表質問
2024-12-31 16:35:43
□令和5年9月定例会 一般質問
2024-12-31 15:54:14
□私のレポート原稿 Featured topic(特集)から
2024-12-21 16:58:40
□令和5年7月の豪雨災害に関して!
2024-01-09 07:00:10
□会派「自民射水の会」代表質問
TOPへ
2017-06-02 07:32:12
愛知県豊田市高丘新町にあるアイシン精機(株)新豊工場を訪ねました。
平成29年2月15日(水)

アイシン精機(株)と言えば、我が射水市のアイシン軽金属(株)の親会社ともいえる存在と認識をしておりますが、今回(私自身初めて)新豊工場をはじめ、コムセンターのある愛知県刈谷市の本社周辺を訪問する機会を得、あらためて関連グループ(強いて言えば、トヨタ自動車関連企業)のスケールの大きさを実感した次第です。

新豊工場では、稲垣工場長さんはじめ品質管理部長の大田さん、渉外安全チーム チームリーダーの洲崎さん等々、多くの皆さんから説明を頂くとともに工場内の見学もさせていただきました。

新豊工場は自動車部品の総合メーカーである「アイシン精機(株)」の一角をなす車体系の生産部門として、トヨタ自動車(株)を始め、三菱、日野、スズキ、いすゞ、ダイハツ、本田技研、マツダ等々多くの自動車会社を主要納入先に持ち、建物面積50,181平方メートル、従業員数1,750人の方が働いていられる工場だそうです。

私なりの感想として、最初に挨拶に立たれた稲垣工場長さんが「今日はようこそ新豊工場へ・・・。もし万が一にでも、こうした説明の途中に大きな地震が起きた場合には、この建物は安全な構造となっておりますが、屋外避難の必要性がある場合には(正面の大きな画面を指しながら)このルートで指示に従って避難して下さい。」とのご挨拶から始まり、続いて工場の概要説明をされた事でした。

昨日の「飛島コンテナ埠頭株式会社」の説明でも『「自働化」の安全確保と言う点で各設備には地震対策が施されている。』との事でもありましたので、ここ(東海地区)の皆さん(企業)は相当「東南海地震」を意識されているのだな〜!と、あらためて感じた次第です。

工場見学では、自動車工場の部品メーカー・・・と言う割には、人出仕事が多いのでは?と感じまして、稲垣工場長さん(工場長さんはじめ、皆さん最後まで我々に付添って頂き、その場での質問にも答えて頂きました。感謝!!)にそこら辺をお聞きしたところ、『自動車部品のパーツといえど、エンジン等と違い「マイナーチェンジ」は2〜3年程にある事が多く、量産目的で自動生産化できるパーツより、ある程度の数をリクエスト生産して対応すべきパーツの方がはるかに多い状況であり、今後は業界全体である程度の共通規格化(モジュール化:一つのシステムを相互依存の強い部品同士で構成するのではなく、交換可能な機能を持つ部品同士で構成しようとすること)を図っていく方向に向かうのではないか?との事でした。

工場見学も終わり、ご質問は?・・・と言う事になったので、さっそく冒頭の稲垣工場長さんがお話された「地震対策」と言う事についてお聞きしました。

【質問】
冒頭のあいさつで、工場さんが地震時の避難経路についての説明を頂いたが、昨日我々の視察先であった「飛島コンテナ埠頭株式会社」の説明でも地震対策を重要事項(安全対策の)としてとらえられていた。
この地区(中京・東海地区)では、各企業の皆さんが震災対策に重点を置かれている事と感じたが、貴社での対策は?

また、熊本地震での被害として「工場での操業停止による部品供給の遅れ」と言う事が問題となったが、そうしたことへの対応について伺いたい。

【回答:稲垣工場長】
工場見学でお気付きかも知れないが、新豊工場ではいくつもの棟に別れて各種部品を作っている状況であり、その棟々によって建築年度も違っている。
現在、計画的に耐震補強やラック(設備配管などを受けている支持金具)の横揺れを防ぐ斜材取付等を行っている状況である。

また、震災時に生産ラインが停止になった場合の対応策として「BCP(事業継続計画)対策」を検討している。
例えば、先ず、生産ラインが停止した場合において『お客さまに必要最低限の部品を届ける事が出来る「在庫の確保」の検討』や、復旧に関するリードタイム(工程に着手してから全ての工程が完成するまでの所要時間)の短縮を図る事などを検討している。
・・・との事でした。

【再度お聞きした事】
そこで、富山県は比較的、地震や台風と言った自然災害の少ない県であると同時に、東海北陸自動車道の開通によって3〜4時間程度(余り使いたくないのですが、表日本と裏日本を)で行き来することができる環境にあり、関連企業の「アイシン軽金属」さんも射水市内にある事から、サブライン的な生産工場の建設!と言うことは考えられていないのか?
現有の(県有や市有の)工場立地可能な企業団地はもとより、現在、本市においても新たな企業団地造成に関する検討を行っている最中なのですが?・・・とお聞きしたところ、

(確か、品質管理部長の大田さんだったと私なりに記憶しているのですが)実は、昨日、軽金属へ行っていたのですが、ここ(刈谷市や新豊工場のある豊田市高丘新町)に比べ、海が近く(海面との差がほとんどなく)、地震時の津波はどうなのか?・・・と思ってきたところなのです。
先般震災被害のあった熊本も、比較的「このての災害が少ない地域」と言われていたので、富山県はどうなのでしょうか?・・・と、逆に聞かれた次第です。

現在の地震・津波関係の予想では、(呉羽山断層帯を震源とする地震では)最大津波高さ3〜4m程度との事だったと思いますが、到達時間が1〜2分と早いのが特徴です。
ただし、その後のいろいろな(各断層帯別の)予想では、高さも違っておりまして?
正直なところ、国や県が一定の方式で予想をして頂かないと市としての対策も立てにくいような状況です。・・・と、お茶を濁すようなことしか言えませんでした。


この日(15日)家に帰って新聞を見て『津波入善で最大10.2m』の見出し記事が掲載されており、びっくり!
県が説明をした3断層(糸魚川沖断層、富山湾西側断層、呉羽山断層)の震源別の予測だそうで、我が射水市では到達時間は多少の違いがあったにせよ、最高津波水位にはこれまでの予測とさほどの大きな変化が無かったのですが、県内で10mを超える予測が発表された事の衝撃は大きいのではないかと思います。

現在、射水市においても新しい企業団地の候補地選考がされているのですが、こうした事への対応策も十分検討を加え、アイシングループさんを始めより多くの企業の皆さんに、それこそ安心して来て頂けるような「バランスの良い」まちづくりの必要性を感じた次第です。
2017-06-02 07:29:38
名古屋港を「世界に発信する次世代港湾へ」日本初の自働化コンテナターミナル
平成29年2月14日(火)

愛知県海部郡飛島村において「船社・浩運・陸運」三業種が連携して、アジアを代表するコンテナターミナルを目指して開設された「飛島コンテナ埠頭株式会社」を視察させていただきました。

この会社は2003年に設立され、その後スーパー中枢港湾の名古屋港モデルバースとして、地域産業・経済の発展をミッションに2005年に機械化するだけの自動化ではなく、安全で働く人に優しく、働く人たちが知恵を出し、やりがいをもって進化し続けることが出来る“にんべん”のついた自働化を追求されてきたそうです。

その代表的設備として
GC (ガントリークレーン)
大水深(−16m)岸壁にそびえたつガントリークレーンは、世界最大級コンテナ船に対応できるよう、高規格で軽量化が図られるモノボックスタイプのもので、地震対策として免震機能(大きな揺れでピンが外れ、倒壊しない構造とのこと)を有し、耐震岸壁と合わせて「安心・安全」な岸壁設備となっている。

RTG (自働化ラバータイヤ式ガントリークレーン)
世界ではじめて自働化を実現されたラバー式の門型クレーン。
レール式門型クレーンと比べて設備投資費用の軽減、地震対策等のメリットがあります。

AGV (自働搬送台車)
AGV はRTG ・GC とのムラのない連携で、ターミナル全体の稼働状況を考慮したベストパフォーマンスで「本船荷役作業・構内シフト作業」にて高いサイクルタイムを実現しているそうです。

これらの説明を頂いたのは、飛島コンテナ埠頭株式会社の出資会社のひとつ、旭運輸株式会社のターミナルグループ長の伊藤さんと、同じく旭運輸からオペレーショングループ チームリーダーとして出向されている岩田さんの御両名でしたが、説明の後、会議室横の屋上からコンテナヤードを見渡しながら、幾つかの私なりの質問にも答えていただきました。

【質問その1】
安全性と高齢化に対応した「日本初の自働化コンテナターミナル」ということで説明を頂いたが、ここのターミナルが出来て以降、同様の機能を持ったコンテナターミナルは(国内に)あるのか?
【回答:伊藤さん】
このターミナルは、スーパー中枢港湾の名古屋港モデルバースとして開業したが、業界組合の中では労働者の切り捨てに繋がるのではないか?といった考え方もあり、同じようなバース機能を有したターミナルは出来ていない。
但し、ガントリークレーンや門型クレーン等の操縦席は、特に夏場(空調設備はあるがー)の暑さや、昇降を含む労働時間・環境への対応等、今後作業員の高齢化に伴う要望・改善が必要であり、このモデル環境に似たものが増えてくるであろう。

【質問その2】
伏木富山港はロシア(ウラジオストク)向けの最終寄港港としてのコンテナルートを持っており、特に東海北陸自動車道が開通したおり、中部圏域からのコンテナが増えるのでは?と期待をしたが、それほどの需要がない状況である。
この事に関連して、以前中京圏の経済界の人からの意見として、東海北陸自動車道が一部で相互通行(一車線)であり、特に冬場の安全・確実性の確保という点でのリスクが有りすぎるということを聞いたことがあるのだが、コンテナを扱っておられる立場からのご意見は?

【回答:岩田さん】
陸送でのリスクはあると思う。
そういった意味では、自動車道の複線化が有効だと思う。
また、ここ(飛島コンテナヤード)の近くにJR の貨物基地駅があるのだが、伏木富山港の近くまでコンテナを(繋げて)運ぶ手段(JR貨物のような)があれば、中京圏域からのコンテナ物流も増えるのでは?


この後、オペレーションルームも見せていただきましたが、有人トレーラーとコンテナの出し入れ(門型クレーンとトレーラーの荷降しと積込み)時の接続のタイミングのみ、手動運転での操作が必要とのことでして、3台のモニターに順次映し出されてくる門型クレーンから見下ろしている状況の画像とオペレーターの操作の手早さに圧倒されてしまいましたが、従来ならこの作業はクレーン上の操作室で行っており、特に夏場の暑さや昇降時の危険性、操作室の密閉性(誰もほかに人がいないので)、そしてオペレーターの数(一クレーンに一人のオペレーターが必要なので)などの問題解決になっている!との説明も十分に理解できる状況を見させていただきました。

伏木富山港を含む多くの港でも、近い将来にはきっとこのような「自働化」の必要性が増えてくるのであろう!と感じた次第です。
2017-06-02 07:25:28
『タブレットから始まるICT 化と「開かれた議会」』に参加して!
平成29年2月10日(金)

我が射水市議会におきましても、以前、議会改革検討委員会で本会議場以外での委員会などにおいては、パソコンなどの電子機器類の使用や内容理解を深められるような画像を使っての質問(説明)が許可されるようになりましたが、ペーパーレス化に関しましては継続協議をしていくこととなっております。

こうした経緯も考慮したうえで、東京インタープレイ(株)が主催する自治体や議会への導入率一位といわれている、ペーパーレス会議システム「Side Books(サイドブックスクラウド本棚)」に関するセミナーに参加しました。

セミナープログラムとしては、東京インタープレイ 代表取締役 米田英輝氏の挨拶から始まり、簡単なタブレット操作の説明を受けた後、ゲストスピーカーとしてこのシステムを実際に活用されている、神奈川県逗子市議会の菊地議長さんと長島議員さんによる特別講演、議会のICT 化とタブレット導入についてと言うことでSide Books の模擬使用、ICT 活用ソリューションの提案そして最後に個別質疑という構成で行われました。

冒頭の挨拶のなかで、平成28年度においてSide Books が47自治体に導入され、29年度では全国で100以上の議会で導入が進むのではないか?
また、議会においてはタブレットの導入そのものが目的でなく、ICT 化を実施し議会改革につなげていくことが重要であり、今回(先進議会)の特別ゲストとして逗子市議会さんの紹介がありました。

逗子市議会の特別講演については、長島議員さんから議会への導入経緯やタブレット端末を活用した議会活動についての説明をいただいた後、質問を受けるということでしたので、私も質問をさせていただきました。

質問の内容としては、Side Books を活用する場合の内部系と外部系サーバーの区分けに関しての質問と、議案や予算案を本棚に掲示する(議員が見れる状況にする)タイミングに関するものでした。

回答として、当然なこととして内部系と外部系との区別は必要であり、基本的には議員はもとより市民の皆さんにも見ていただいて結構なもの(情報公開出来るもの)が本棚に掲示されることになっており、議案や予算案は告示日の零時に自動的に本棚に開示されている。・・・とのことでした。

関連して、「議会におけるICT 活用ソリューションの提案」では、議会へのタブレット導入はSide Books だけでなく、コミュニケーションツールやセキュリティ対策等さまざまなソリューションと組み合わせることで、議会の活性化・運営の効率化が期待できるのでは?・・・との説明も頂いたところです。

個別質疑に関連して、元逗子市議会議員で現在インタープレイ社員(東海 近畿 北陸担当)の君島さんとお話しが出来、今月の21日に南砺市へ出向くとのことをお聞きし、その機会に我が会派内での説明をお願いした次第です。

冒頭の米田代表取締役の挨拶にもありましたが、タブレットの導入が目的ではなく、そうしたシステムを使って如何に議会の活性化・開かれた議会化を進められるか?本市議に与えられた大きな課題であると、改めて感じた次第です。

本記追加
後日(14日)、君島さんにシステムの説明(会派内での)をお願いした折、南砺市さんでは新年度予算でのシステム導入に関する予算がついた?・・・とか。
議会は元より当局も導入に前向きらしいとのこと!でした。

ここら辺りも調査し、本市における取組みの中身とスピード感についても検討が必要ではないかと感じております。
JDM
                                高橋ひさかず  〒939-0413  富山県射水市串田8043  TEL/FAX:0766-54-1735