2024年04月 

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930




カテゴリ
01 視察・研修報告(67)
02 射水市議会報告(46)
03 市政報告会(32)
04 後援会活動(28)
05 私の関心事(49)
06 スポーツ(少年団)(43)
07 ひとりごと(110)
08 南郷の里山を考える会(39)
09 平成25年11月選挙(15)
10 平成29年11月選挙(1)
11 令和3年11月選挙(8)

NEW
2024-01-09 07:00:10
□会派「自民射水の会」代表質問
2024-01-08 09:39:14
□研修  令和5年度税制改正大綱について 他2点         要望 庄川直轄河川改修事業の整備促進について 他4点 
2024-01-08 09:35:02
□視察報告 旧の学校跡地利活用の先進事例として!・・・金沢 未来のまち創造館を訪ねました。
2024-01-08 09:28:09
□視察報告 庄川からのバックウォターに備えて!・・・・千曲市「令和元年東日本台風による被害状況」について、視察しました。
2024-01-08 09:00:35
□視察報告 新潟県 糸魚川市駅北大火からの復興について
TOPへ
2017-11-22 17:06:46
9月定例会・予算特別委員会での質問について

今回も大きく分けて3項目の質問をいたしました!


平成29年9月21日(木)

以下、私の質問および回答の要旨を記載します!(詳細を知りたい方は、市議会ホームページのインターネット会議録検索システムをご覧ください)


【質問】
魅力ある観光戦略について質問する。呉西6市の連携による観光事業がされ始めようとしている。先般、仙台から乗り継ぎなしの新幹線が訪れ、2020年のオリンピックもにらみ国策としてインバウンド観光客の増加策が検討されている。本市の新幹線開業後の観光客数の動向とインバウンド観光客数の把握状況について聞きたい。

【回答:中川港湾・観光課長】
 市内の主な観光施設の入り込み数では、開業前の26年が388万7千人に対し、開業後の27年が410万4千人、28年は418万5千人と順調に推移している。外国人観光客数の本市における動向は把握していない。参考であるが、県が行っている県内の主な観光施設の外国人の宿泊者数は、26年は約14万6千人、平成27年は約20万人、28年は22万9千人である。

【質問】
 よく「新幹線効果」「インバウンド」とひとくくりで言われる観光客数であるが、本市に関係のある観光客数の動向をしっかりと把握し、ニーズにあった観光戦略の見直しが必要ではないかと思う。富山新港開港50周年事業や世界で最も美しい湾クラブの総会が富山で開催されることを考慮することに加え、将来的にクルーズ船や富山、新高岡から和倉、能登方面への観光客に寄ってもらえる観光戦略となると、本市の場合、1時間から1時間半ほどで観光や食事、買い物をしてもらうのが一般的かと思う。具体的には新湊大橋を含む遊歩道の整備や海王丸パークと遊覧船を利用して内川、川の駅等の旧市街地、現在検討されている旧新湊庁舎跡の複合施設へのアクセスを充実させ、本市に滞在される時間を有効に楽しんでもらえる環境整備、観光戦略の強化が必要ではないか。

【回答:中川港湾・観光課長】
 本市には宿泊施設が少ないことから他市を訪れる観光客を呼び込み、少しでも長く滞在してもらえるよう、仕掛け作りに取り組んでいる。観光や食事、買い物を楽しんでもらえるよう、スマートフォンを活用した観光情報サイト「おさんぽいみず」で内川や遊覧船、海王丸パークなどを結んだまち歩きコースを紹介している。今後は旧新湊庁舎の跡地整備も踏まえ、観光ニーズに対応しながら観光客が時間を有効に活用できるよう、観光コースの環境整備等を本年度策定予定の観光振興計画等で検討し、観光客の増加につなげていきたい。

【質問】
 県が整備を予定している(仮称)海王丸パーク北側緑地展望広場について質問する。この事業は海王丸パーク内に富山湾全体を見渡せるような高台を作り、3000m級の山々が屏風のように広がる立山連峰の雄大な姿をバックに帆船海王丸と新湊大橋の雄姿を眺めることができる展望広場を作るものであるが、県外からやインバウンドの観光客へ解説することができる多重音声ガイドや、立山がきれいに見える冬でも寒さがしのげる上屋と壁、壁といっても防犯上のことを考えるとガラス張りが望ましいのかもしれないが、そういう上屋と壁を設置してもらいたいと考えるが、市としての要望についてはどう対応しているのか。

【回答:中川港湾・観光課長】
 世界で最も美しい湾クラブに加入している富山湾や立山連峰、新湊大橋、海王丸を見渡せる絶好の場所であることから、この観光資源を有効に活用し、誘客につなげたいと考えている。ご提案のぜんまい式音声ガイド付き望遠鏡については、日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語対応のものを設置予定と県から聞いている。寒さを防ぐ上屋や来場者にわかりやすい案内看板の設置についても県へ要望していきたい。

【質問】
 県が設置すると言えど、市の要望をしっかりまとめて、市の考えを述べていってほしい。

次に行政財産の管理について質問する。前回質問した大島中央公園の枯れた柳の木については今回の台風の前に撤去されたが、その切り株を見て何か感じることはないか。

【小塚都市計画課長】
 大変大きな空洞があり、放置していれば台風の時などに倒木していたかもしれないと危機感を感じた。今後も適正な維持管理に努めていきたい。

【質問】
 危険性を伴うものは速やかな撤去が必要と考える。
キッズポートいみずの敷地内の雑草対策の現状はどうか。

【釣保健センター長】 
子どもが集まる施設でもあり環境面には特に注意を払っている。雑草の状況を見ながら適宜業者に除草を依頼している。今年度は6月30日から7月2日にかけてと9月16日から18日にかけての2回、外構工事部分を除いて除草作業を行った。今後とも状況を見ながら適切に対応していきたい。

【質問】
 私が見に行ったときは除草前だったようだが、バッタを捕まえようとする子ども以外の来場者からは見苦しいと思う。2回の除草で足りなければ3回目の予算措置もしてしっかりと管理してほしい。
 
グリーンパーク大門内の「遊びの池」で水遊びをする子ども達が意外に多く、驚いた。この施設の管理はどのように行われているのか。

【小塚都市計画課長】
 7月から8月の夏休みに子ども達の水遊びの場として利用されている。雨天を除き、開園前の6時から8時の間に3名体制で清掃を行っている。毎日池の水を入れ替え、開園の10時から5時までは監視員を1名配置している。

【質問】
 子ども達が水浴びをしている水槽の横に薄い緑色のコケが生えた水路があったが、これは清掃されているのか。

【小塚都市計画課長】
 水路は雨天時に公園内の排水を一時的にため、放流先の水路の水位が下がってから流すための調整池の機能を備えている。夏季は子ども達の水遊びの場ともなっており、状況に応じて清掃をしている。

【質問】
 排水路としての仕上りと広場内の水遊びの場としての仕上りと変わらないため、水路が排水路とはなかなかわかりにくい。子ども達が遊ぶ水槽の横にコケの生えた水路があるということ自体、よくないのではないか。2か月だけの利用であるなら、3人体制で清掃しているのなら、排水路も清掃し、子ども達が元気よく遊べるよう環境整備に努めるべきではないか。

【小塚都市計画課長】
 安全面や衛生面にも関わることなので、今期の反省を踏まえ、清掃頻度や体制について充実を図っていきたい。

【質問】
 前回、市内重複施設の統廃合や利活用について、市民の理解を得なければならないことがこれまで以上に増えるとするならば、用途が変更されても規模が縮小されても、草刈や樹木の管理については適切な経費を含めた、行政財産としての管理をしっかりと行ってほしいと言った。今述べた3例についても一つ一つに微々たる費用をかけることで、訪れた市民が気持ちよく安全に利用、使用できるという、行政財産の至極基本的な考えではないか。管理費の必要性をここにいる各課長に一番肌で感じてほしい。公有財産の管理について、財政上の一律カット、シーリングはそぐわないと考えるが、施設管理経費に対する予算査定の基本的な考え方はどうなのか。

【長谷川財政課長】
 前年度の業務の手法、委託の金額、前年度の決算、当該年度の予算の執行状況等を参考にヒアリングを行い、査定をしている。予算編成方針においてシーリングを設定する、しないにかかわらず、部局長に創意工夫して予算要求するよう通知している。また年度途中においても突発的なものについては補正、緊急を要するものについては流用や予備費の充用を認めており、適正に対応しているものと考えている。
施設については安心安全という点を重視して予算化していきたい。

【質問】
 各課長には強い意識で予算要求し、市民から納得や認めてもらえるような行政財産の管理に努めてほしい。
 
豪雨対策について質問する。先の台風ではそれほど被害が出なかったが、7月の豪雨では被害が見受けられたことから、ゲリラ豪雨対策について聞きたい。時間単位あたりの雨量が急激に増えている現状を考えると調整池の重要性を改めて感じている。南郷パークゴルフ場からの排水の勢いが強く、田んぼへ流れ込んでいると聞く。調整池の機能を果たしていないのではないか。現在市が管理しなければならない調整池の状態はどうか。

【池田下水道工務課長】
 調整池の数は下水道工務課で整備した箇所が2箇所、民間で整備された専用調整池が6箇所、都市計画課で管理する公園兼用の調整池が25箇所である。その他企業団地内にも調整池が9地区に11箇所あると聞いている。下水道工務課の管理は新生町、上川木舟町、民間は住吉台2箇所、東太閤山団地2箇所、黒河新1箇所、太閤山2丁目1箇所、都市計画課が東太閤山の公園兼用、鏡宮弥生の公園等25箇所である。下水道工務課で整備した2箇所は年に1回点検し、水門などを管理している。また堆積した土砂は2年に1度状況を見て撤去している。管理状況については、下水道工務課では専用調整池、都市計画課では公園兼調整池、商工・企業立地課では企業団地内の調整池を管理している。開発行為で整備された調整池の日常管理、軽微な泥上げや除草は地元で行われている。修繕管理は市で行っている。

【園木教育委員会事務局副参事】
 南郷パークゴルフ場の調整池について点検をしたところ、排水調整機能が低下していたため、現在機能改善策を検討している。

【質問】
 南郷パークゴルフ場の調整池は池田課長が説明した区分けのどれに該当するのか。

【園木教育委員会事務局副参事】
 生涯学習・スポーツ課が管理している。

【質問】
 下水道工務課が管理しているものが何箇所、都市計画課が管理しているものが何箇所と説明されていた中に入っているのか。

【園木教育委員会事務局副参事】
 入っていない。

【質問】
 数も大切だが、所管がばらばらでは困るという事を一番言いたかった。後から数に入っていないなどと言われると、本当に管理されているのか疑念が生じる。改めて聞くが、本当に管理は大丈夫か。

【池田下水道工務課長】
 それぞれの課で適切に管理している。
 
【質問】
 それではしっかり管理してほしい。
 
今度は実際に被害があった個所について聞く。市道山ノ谷・生源寺線について、以前から舗装面に亀裂が入っており、そこから入った雨水が崩壊を引き起こしたと思っている。主因と防止策について聞きたい。

【南道路・河川管理課長】
 ひび割れには充填剤を注入し、雨水がこれ以上浸透しないようにしてきた。今回は総雨量が200ミリを超え、土砂災害警戒情報も発令されていた中、雨水が浸透し盛り土が飽和状態になり、のり面が崩落したと想像している。今後の対策については、これまでもひび割れを埋め、幅が広がっていないか点検をしてきたが、特に盛り土部の点検を強化し、災害の未然防止に努めたい。

【質問】
 盛り土部の道路はひび割れが起きやすいと思う。パトロールの重点箇所として、注意深く見守ってほしい。
 道路復旧には災害復旧事業での修復を考えているとのことだが、認定がおりるのは10月との見込みと聞いた。この災害復旧事業の採択基準はどのようなものか。

【南道路・河川管理課長】
 国土交通省の採択基準は、道路災害について、最大24時間雨量が80ミリ以上、1時間あたりの雨量が20ミリ以上、また1箇所の工事費用は60万円以上となっている。

【質問】
 基準雨量を聞くと最近射水市ではそれ以上降っているし、金額も案外低いものも認定されるのだなというのが実感だ。私の自治会内での今回の豪雨による被害はこの市道の崩落だけでなく、農地での土砂崩れや地割れも2箇所であった。うち1箇所は農道上部のがけが崩れ、下部の排水路に土砂が流入、堆積し、あふれた水が水田に入りかけたところで見つかったものである。この上部には県浄水場の堆積土の残土置き場があり、小さい側溝はあるものの、中には木が生え、敷地内にある調整池に水が入らないという状況であった。後日県に現地確認してもらったが、崩れたのが夜ということもあり雨が流れ込んだ決定的な状況が確認できず、側溝内の草木の撤去や周辺の草刈は1週間で終わってしまった。完了したという報告だけ聞き、一種のむなしさを感じている。また排水溝の堆積土については傾斜地で乗り入れ道もなく、重機で仮設道路を作りながら撤去したが、この復旧工事は市単独での工事であり、地元負担分として2分の1を地元自治会が負担しなければならない。額を含め、将来的な不安を感じざるを得ない。災害の発生しやすい丘陵地帯の小さな集落では地元負担が大きく、農地放棄や強いてはコミュニティの崩壊にまでつながるのではないかと思っている。市内でも複数個所で土砂崩れがあったと聞いているが、市はどう考えているのか。

【宮本農林水産課長】
 7月の豪雨による農地や農業施設への被害については山間地域に集中し、7箇所から市単独復旧事業の申請があったが、今発言された残土や調整池の地元農地への被害原因については把握していなかった。申し出のあった箇所の復旧については自治会と協議し、地元負担にご理解いただき、6箇所については必要最小限の工事を行い、早期復旧に努めたところである。山間地域においては近年の局地的豪雨によるのり面崩落や農業施設の被害に加え、猪や熊など有害鳥獣による農作物への被害など、中山間地の集落は平野部の集落に比べ負担が重いという認識はあり、負担の軽減は大きな課題であると認識している。

【質問】
 申請はしたが、市の補助が2分の1しかないのなら地元負担分を回収するのに10年も20年もかかり、それならやめようということもあると思う。水稲中心の農家にとっては今年度で終わる米の直接支払い、このような影響が多々あり、猪の檻を設置しながら電気柵の草刈をしなければならない、水稲の単収は低い、米価も2年後には下がるであろうという中、2分の1の負担は重いということを実感してほしい。
 ところで災害復旧について他市町村では災害復旧費を使って復旧するところもある。こういったばらつきは各市町村のおかれている環境、災害の発生度などが影響していると思うが、射水市として今後の対応策はどうなのか。

【宮本農林水産課長】
 他市町村の地元負担については様々であるが、国の災害認定を受けた災害復旧事業については、国の基本補助率は3分の2であり、市の負担は残りの9割程度である。地元負担分も大幅に軽減される。災害の規模や中山間地等の地域においても地元負担は若干異なっている。 本市は幸い農地について国の災害認定を受けて復旧をしたことはない。ただ近年の気象状況を鑑み、災害復旧の地元負担について他市町村の状況も踏まえ調査検討していきたい。

【所感】
先ほど道路工事は60万円と言われたが、農地は40万円かと思う。国が3分の2で市は残りの9割となれば地元負担も少なくなる。県内には地元負担が1%というところもある。1%がよいかどうかは別にして、弱い者いじめをしないと農地を守れない市にならないよう、施策を進めてほしい。
JDM
                                高橋ひさかず  〒939-0413  富山県射水市串田8043  TEL/FAX:0766-54-1735