永年にわたり富山県の医療の発展向上に寄与された者を表彰する厚生部門(医療分野)功労賞を受賞させていただきました。
受賞者を代表して謝辞を述べさせていただきました。
このたびは富山県部門厚労賞の栄誉を賜り、誠に光栄に存じます。
受賞者を代表いたしまして、一言お礼を述べさせていただきます。
本日このような晴れの賞を賜りましたのは、富山県と助産師会との長年の信頼関係のもと、歴代の助産師会会長をはじめ、会員の皆様のご協力とご支援のもとに活動てして来れたからだと心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
私は富山県立総合衛生学院助産学科を卒業後、14年間総合病院やクリニックで施設助産師として勤務したのち、より地域の人々のお役に立ちたいと地元入善町で助産院を開業しました。それから10年間は昼夜を問わず出産の介助や母乳育児支援、産後の母子のためのクラス運営など一人一人の思いに寄り添いながら日々活動してまいりました。
またその後、現在に至る10年間は富山市内で妊娠中から産後の母親の心身のケアや、お産直後から卒乳までの母乳育児支援、生まれて来た乳児の発達の支援や小中高校に出向いてのいのちの授業など、開業助産師として地域に貢献できることは何かを常に模索しながら歩んでまいりました。また昨年は富山市の産後ケア応援室の準備や立ち上げにも協力し、行政との連携も測りながら活動を続けております。
助産師になって35年目に入りましたが、まだまだ助産師としての専門性と可能性を追求する道半ばでございます。
この35年間の間にお産の状況は一変し、社会の助産師への期待は多大となっております。助産師一人一人が社会情勢を見極め、益々社会の信頼と要望に答えられる活動をしていかなければならないと思っております。
本日このような栄誉ある賞をいただき、改めて背筋が伸びる思いでございます。この賞に恥じぬよう、誇りを持ってこれからも益々精進して行く所存でございますので、今後共ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
平成30年5月12日
受賞者代表 野澤昌子